二宮愛 7年ぶりオリジナル作品 「今まで見せていなかった私の赤裸々なところ」
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【牧 元一の孤人焦点】邦楽、洋楽のカバーを次々にYouTubeチャンネルで公開して人気のシンガー・ソングライター、二宮愛が「Ai Ninomiya」名義で7年ぶりのオリジナル作品をリリースした。
EP「Swimming Baby」がその作品。匂い、味わいの異なる4曲が並び、今どきの歌づくり人としての奥行きを感じさせる。
オリジナル作品は2016年のアルバム「Finding Stride」以来で、短くはない時が流れた。二宮はこう振りかえる。
「毎年、出そうと考えてはいました。作る準備はできていると思っていましたが、たぶん実際はできていなかったのだと思います。自分自身の中に生まれる感情をアウトプットするだけの力が足りなかったのだと思います。他の人に歌詞を提供したりYouTubeを始めたりラジオを始めたりして、いろんな回り道をしました。この7年間で、アウトプットへのエネルギーをチャージしていたのだと思います」
しかし、その間の楽曲カバーの反響は大きかった。2020年6月に開設したYouTubeチャンネルの登録者数は現在、23万人に及んでいる。
「この3年間、カバーしてきたことはとても大きいです。カバーをやる前から、歌に込められた感情や言葉を大切にして歌ってきましたが、カバーを始めてからさらに感情や言葉の大切さを知りました。大切さと同じくらい難しさを学びました。難しさを学んだことによって、自分のオリジナルをどう作っていくべきなのかという観点を得ることができました。カバーを続けて良かったと思っています」
EPの1曲目は「Swimming Baby」(作曲・Mitsuo、Ai Ninomiya 作詞・Ai Ninomiya)。過去のオリジナル曲の歌詞は全て英語だったが、この曲で初めて日本語の歌詞に挑んだ。
「私は14歳の時にベトナムに行って、中学、高校とインターナショナルスクールで過ごしました。19歳で帰国しましたが、英語で話すこと、英語で歌うことに慣れていたので、日本語に自信がなかったんです。14年たって、ようやく自信を持てるようになりました。日本語の歌詞で心がけたのは、日本語によって楽曲のグルーブを失わないようにすることと、グルーブを重視することによって歌詞の意味をないがしろにしないようにすることです。『Swimming Baby』はソウルフルでもあり、新しくもあり、懐かしさも含んでいて、おしゃれの発信に敏感な若い子たちにも楽しんでもらえるような曲です」
2曲目は「恋をして」(作曲・Ai Ninomiya、作詞・Ai Ninomiya)。熱さ、躍動感があり、YouTubeで初めて二宮を認識した人たちには最もなじみやすい曲だろう。
「4曲の中でいちばん私らしい楽曲になっているかもしれません。でも、歌詞の内容としては、あえて幼い自分に戻っている感じです。難しい感情ではなく日常の単純に楽しい気持ちを表現しようと自分自身と向き合いました。誰もが1度は恋をしたことがあるでしょう。これから恋をする人、昔恋をした人にも共感してもらえるような歌詞だと思います。アップビートでノリノリの曲なので、頭を柔らかくして聞いていただきたいです」
3曲目は「ケセラセラ」(作曲・Ryousuke Kojima、Ai Ninomiya 作詞・Ai Ninomiya)。歌詞の主語が「ボク」になっていて、男性の共感も得られそうな曲だ。
「今の世の中、みんな頑張り過ぎています。頑張れない時は頑張らなくてもいい。自分の首を絞めるようなことはやめて自分らしさを信じてみよう。そんな曲です。最強の肯定ソングなので、全人類に聞いてほしいです。1980年代後半から90年代前半にかけての雰囲気の曲で、山下達郎さん系の格好いいカッティングギターも入っていて、爽やかです。憂鬱な気分を吹っ飛ばしていただきたいと思います」
最後の曲は「Let Me Go」(作曲・Mitsuo、Ai Ninomiya 作詞・Ai Ninomiya)。4曲の中で唯一、英語の歌詞の曲で、まるで洋楽アーティストの作品のような色合いを感じる。
「日本語では伝えにくい内容を歌っています。思考、感情に溺れた時、1度リセットしたくなる気持ちを切実に表しているので、日本語ではストレート過ぎると思いました。これも肯定ソングで、自分の気持ちを『分かる。そうだよね』と静かに聞いてもらうことも大事という曲です」
今後、オリジナル作品に関する活動は「Ai Ninomiya」名義となる。
「YouTubeで私の歌をたくさん聞いていただき、いろんな方々と巡り合うこともできました。でも、私がやりたいことはカバーだけではないので、シンガー・ソングライターとしての自分を呼び覚ますためにも、Ai Ninomiyaとして再スタートを切って、より多くの方々に私のオリジナル楽曲を聞いていただき、認知していただけるとうれしいです」
古くからのファンにとっては7年越しの待望の新作、YouTubeでのカバー以来の新たなファンにとってはこれまで秘められていた一面に触れられる1作だ。
「ちょっと恥ずかしい部分もあります。カバー曲は他人の感情を借りて歌っていますが、オリジナル曲は歌詞、メロディー、歌、全てが自分です。今まで見せていなかった私の赤裸々なところが見えてしまうので、恥ずかしい…」
そんな初々しさも作品に凝縮されている。
◆牧 元一(まき・もとかず) 編集局総合コンテンツ部専門委員。テレビやラジオ、映画、音楽などを担当。
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