橋下徹氏 増加する外国人観光客、オーバーツーリズム対策として「混雑税の導入を」

[ 2023年7月3日 09:40 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(54)が3日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。富士山(3776メートル)が1日、山梨県側の登山道「吉田ルート」が山頂まで開通し、山開きを迎えたが、弾丸登山や軽装の外国人らの搬送も相次いだことに関してコメントした。

 今年は富士山の世界文化遺産登録から10年の節目。新型コロナウイルス対策の緩和もあり、今夏はコロナ禍で減った登山客数の回復が見込まれる。静岡県側の3登山道は10日に開通する見通しで、開山期間は山梨、静岡両県とも9月10日まで。

 橋下氏は「これから考えないといけないのは、オーバーツーリズム(観光地にキャパシティー以上の観光客が押し寄せること)。コロナ禍前で3000万人超えて、日本の目標は6000万人のインバウンド観光客ですよ。2025年に大阪万博があり、その後に大阪でカジノが開業されると本当に6000万人というのは、いよいよ達成可能な数字になってくる」と指摘。

 そのうえで、「これは賛否両論あるんですが、僕は外国人観光客にはコンジェスチョンチャージという混雑税、ある意味、混雑する所には一定の料金をかけて、ダイナミックプライシング(商品やサービスの需要に応じて価格を変動させる仕組み)で混雑してない所は料金を安くすることによって、集中する所を平準化するということをいよいよ考えないと、もういろんな各地で弊害が物凄い噴出してますね」と話した。

 オーバーツーリズムの具体的な問題としては、人込みによる犯罪やトラブル、交通渋滞、トイレの不足などのインフラ、騒音やごみによる環境破壊、またそれらを原因とした地域住民と観光客とのトラブルなどがある。

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