佐々木大地七段、藤井聡太棋聖に敗れかど番に 「ちょっとチャンスのない将棋にしてしまった」

[ 2023年7月3日 19:06 ]

3手目を指す藤井聡太棋聖(左)。右は佐々木七段(日本将棋連盟提供)
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 将棋の第94期棋聖戦5番勝負は3日、静岡県沼津市の沼津御用邸東附属邸第一学問所で第3局を行われ、挑戦者・佐々木大地七段(28)は先手の藤井聡太棋聖(20)=王将、竜王、名人、王位、叡王、棋王含む7冠=に107手で敗れ、シリーズ成績は通算1勝2敗でかど番に追い込まれた。

 角換わり腰掛け銀の陣形から佐々木が右王の方針を示すと、藤井は左桂を9筋に跳ね、最下段に引いていた飛車を活用する斬新な手順を敢行。さらに自王を6段目までせり上げる大胆な展開を見せた藤井に攻め手を封じられた。

 6月5日にベトナムで行われた開幕局は藤井、同23日に兵庫県洲本市で行われた第2局は佐々木と、ともに先手番が制し、シリーズ成績は1勝1敗のタイで第3局を迎えていた。

 第4局は18日に新潟市岩室温泉「高志の宿 高島屋」で行われる。

 佐々木七段は「全体的に先手に手厚く丁寧にさされて、ちょっとチャンスのない将棋にしてしまったかなと思います。厳しいカド番ですけど、気持ちを奮い立たせて、またいい将棋にして、フルセットに持っていけるように頑張りたいと思います」と対局後話した。

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