橋下氏 街頭演説は「選挙カーの上でやるべき」政治家時代に“上から目線・冷たい”と不評も「安全考えて」

[ 2023年5月6日 14:40 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(53)が6日放送の「今田耕司のネタバレMTG」に出演。安倍晋三元首相、岸田文雄首相が街宣中に襲撃されたことを受け、「街頭演説は選挙カーの上でやるべき」と訴えた。

 日本の選挙の伝統として、なるべく有権者の近くに行く、握手した数だけ票になる、と信じられてきたと指摘。「総理や大臣クラスの政治家が選挙時に不特定の有権者と握手するのは、ほぼ日本ぐらいです。さすがに総理や大臣になると命を狙われる危険がある」と問題視した。

 岸田首相の演説会場で爆発物が投げ込まれた事件でも、安倍元首相の事件の教訓が生かされていないなどと警備体制の不備が指摘された。杉村太蔵は「選挙は警護対象者自らが有権者に近づいてお願いして頭下げようとするから、警備が本当に難しい」と語った。

 橋下氏は「不特定多数が集まる場合、金属探知機使用は大原則。警察は、全部チェックした上で総理や大臣の近くに寄せたいけど、政治家がそれを嫌がる」と話す。橋下氏が政治家当時、警察から「距離を取ってください。防弾の板で囲むので、できれば選挙カーの上でやってほしい」との言葉があったという。

 「僕は、そうしますってやったんですけど。そしたらその後が大変で…」と打ち明けた。「人数が多い時にはいいんですけど、(聴衆が)数十人の時もある。そこで選挙カーの上でやると、“上から目線だ”と。(聴衆が)真下なんですよ。そりゃ“降りてこいよ、橋下”ってなるじゃないですか」と苦笑い。「握手も“警護の事情で申し訳ないです”と、僕はしなかったんです。そしたら“あいつは冷たい”と」と、不評を買ったことを振り返った。

 それでも、「聴衆の安全を考える上でも、政治家が街頭演説のスタイルを変えるべきだ」と主張し、「有権者も(選挙カーから)降りてこないからといって、上から目線とか冷たいとか思わないでほしい」と呼びかけていた。

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