松潤まつり!浜松68万人沸いた りりしい家康に歓声 コロナ前の熱気戻った

[ 2023年5月6日 05:30 ]

武者行列で沿道の観客に手を振る松本潤(中央)(撮影・尾崎 有希)
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 NHK大河ドラマ「どうする家康」で主人公徳川家康を演じる嵐の松本潤(39)が5日、浜松市で行われた「浜松まつり」のイベント「家康公騎馬武者行列」に参加した。甲冑(かっちゅう)姿で馬にまたがり、大歓声を浴びながらパレードした。新型コロナウイルスの収束に伴い、4年ぶりに通常に近い形で開催された同祭り。“松潤フィーバー”も手伝って、武者行列だけで約68万人が訪れた。

 「徳川家臣団、出陣じゃ~!」。馬にまたがった松本の号令とともに、騎馬武者行列がスタート。井伊直政役の板垣李光人(21)のほか、「ハナコ」の岡部大(33)、甲本雅裕(57)の共演者3人を従え、市中心街の約800メートルを約20分間行進した。

 「どうする家康」で演じる優柔不断な家康とは対照的に、松本はりりしい表情でパレード。劇中の「三方ケ原の戦い」の撮影でも着用した甲冑・金陀美具足(きんだみぐそく)姿。「松潤、カッコいい~」「殿~!」などと悲鳴のような歓声を浴び、沿道の左右を交互に向きながら笑顔で手を振り続けた。

 沿道の観覧エリアは公募で当選した2万2000人が埋め尽くし、歩道や脇道にも多くの人が殺到。建物の上層階や屋上から眺める人の姿もあった。あす7日放送の「どうする家康」では、市中心部から約10キロ離れた場所で行われたとされる「三方ケ原の戦い」の場面がオンエア。松本にとっても抜群のタイミングでの来場となった。

 新型コロナ対策が緩和され、祭り自体も活気が戻ってきた。市の発表では、騎馬武者行列だけで68万人が来場。浜松まつり3日間の人出も255万人超で、ここ20年間で最多。同市に60年以上住む伊藤恭史さん(68)も「祭りにコロナ前の盛り上がりが戻ってきた」。戻った人出と松本の来場により、昨年10月にソウル・梨泰院で起きた雑踏事故と同様の群衆雪崩の発生も懸念されたが、大きな混乱はなかった。

 松本は終了後の会見で「凄かったですね。浜松の愛を感じました」と振り返った。人気アイドルとして多くの歓声を浴びてきたが「“殿”と呼ばれることは今までなかった。うれし恥ずかしい気持ちになりました」とはにかんだ。多くの人がドラマに注目してくれていることを改めて実感。「これからも皆さんが愛する家康公を精いっぱい演じていきたい」と誓った。今後の撮影に向け大きな力をもらったようだった。

 ○…松本らは騎馬武者行列に先立ち、行列に参加した小学生や高校生ら約250人に松本監修のオリジナル弁当を差し入れた。浜松市の担当者によると、約1カ月前に松本から「地元の食材を使った弁当を差し入れたい」と提案があり実現。「松本さんのポケットマネーで、全部で480個の弁当を賄われたと聞いてます」と明かした。松本は子供たちに一人一人に弁当を直接手渡し「みんなで力を合わせて良いパレードにしましょう。頑張るぞー」と呼びかけた。

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