ビートたけし 坂本龍一さんを「意外に普通の人だな」と思った瞬間「うなぎ、あったの?」

[ 2023年4月4日 20:33 ]

1983年、映画「戦場のメリークリスマス」試写会に出席した(右から)坂本龍一さん、大島渚監督、ビートたけし
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 タレントで映画監督のビートたけし(76)が4日放送のNHK「クローズアップ現代」(後7・30)にVTR出演。映画「戦場のメリークリスマス」(1983年公開)で共演し、3月28日に71歳で亡くなった音楽家の坂本龍一さんをしのんだ。

 坂本さんが初出演し、音楽も手がけた大島渚監督の「戦場のメリークリスマス」で共演。たけしが主演した「御法度」(99年)では坂本さんが音楽監督を務めた。たけしはこの日、番組のインタビューに応え、坂本さんと出会ったときの印象を回顧。「教授なんていわれてYMOで作曲家だから、おいらの世代でピアノをやるなんていい家の子に間違いないから。うちは下町の貧乏な家だからピアノを弾いてるなんてとんでもない人だと思ってたんだけど」と語った。

 「戦メリ」の撮影が行われたのは82年夏、南太平洋に浮かぶクック諸島のラロトンガ島。たけしは「ニュージーランドから3時間ぐらいかかる。そこに取材陣とかがたまに来る。お腹減ってると思ってお土産を持ってくるわけ」と当時を思い起こした。ある時“うなぎ”を持ってきた報道陣がいたが、日本食に飢えていたたけしとスタッフは全部食べてしまったという。そこに出かけていた坂本さんが帰ってきて“うなぎの形跡”に気付いた。「『うなぎ?うなぎ、あったの?俺の分は?』って聞いて、みんな食っちゃったって言ったら涙ぐんで怒ってた」と坂本さんの意外なエピソードを明かし、「意外に普通の人だなって思って、大笑いしたことがあるけど」と40年前の思い出を微笑みながら振り返っていた。

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