スタジオジブリ 星野康二社長兼会長が退任「このタイミングしかない」 鈴木敏夫氏が社長復帰

[ 2023年4月4日 17:14 ]

星野康二氏(2013年撮影)
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 スタジオジブリは4日、社長兼会長を務めていた星野康二氏(66)が3月末で退任、6月の定時株主総会をもって取締役を辞任し退職すると発表した。同日、公式サイトに星野氏の「ご挨拶」が掲載され、4月からは前社長で現在は代表取締役プロデューサーを務める鈴木敏夫氏が社長に復帰することも併せて発表された。

 公式サイトに掲載された「ご挨拶」では「私、星野康二は、6月の定時株主総会終結時をもって、スタジオジブリの取締役を辞任し、ジブリを離れることになります。それに先立ち3月末をもってスタジオジブリの社長兼会長の役職を退任することになりましたが、代表権は株主総会まで継続して務めていきます」と発表。「2008年2月に就任以来、15年にわたってスタジオの経営に邁進してまいりましたが、3年にわたったコロナ禍の終息、昨年11月のジブリパークのオープン、そして、宮崎駿監督の最新作『君たちはどう生きるか』の完成をもって、ジブリを離れるにはこのタイミングしかないと判断いたしました。今後は後任に経営を委ね、新しいジブリをけん引していってもらえれば幸いです」と決断の理由をつづり、「個人的な事ですが、私星野はこの5月で67歳になります。今後は、これまでの経験と人脈を生かして新しい分野に挑戦していく所存です」と記した。

 ウォルト・ディズニー・ジャパンで社長、会長を歴任した星野氏は2008年2月、スタジオジブリの社長に就任した。

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