稲垣吾郎 迷っていた20代…自信につながった坂本龍一さんの言葉「その手紙を今でも大切にしてるんです」

[ 2023年4月4日 15:45 ]

稲垣吾郎
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 俳優の稲垣吾郎(49)が3日、月曜&火曜のレギュラーパーソナリティーを務めるTOKYO FM「THE TRAD」(月~木曜後3・00)で、3月28日に死去した音楽家・坂本龍一さん(享年71)をしのんだ。

 坂本さんとはSMAP時代の1994年頃に出会い、「本当にかわいがってくださって、親しく交流させていただいた」という稲垣。「雑誌の対談とか番組の共演、コンサートも誘っていただいたり、僕の舞台に来てくださったこともあった」と振り返った。

 当時、稲垣は20代前半で「グループとして活動していたけど個人的にはそんなに自信もなくて。いろんなことに迷っていた時期だった」と回顧。そんな時に坂本さんから一通の手紙を受け取った。そこには「稲垣くん、君は何かに迷っている感じ、地面から数センチ体が浮いていて、ちょっとふわふわして浮遊している感じもまた、それも君の魅力なんだよ」と書かれてあったそうで、「それが本当に励みになって。自信につながったんですね。その手紙を今でも大切にしてるんです」と坂本さんの言葉に救われたことを明かした。

 自身が好きな音楽、クラシックやジャズ、電子音楽、ワールドミュージックなど「僕の音楽ルーツの原点は坂本龍一さんに全てつながっていたのかもしれない」と話し、「元気になられたらぜひ『TRAD』にお迎えしたかったので、残念でなりません」と心情を吐露。そして坂本さんの所属事務所が訃報を伝える文書に添えた、坂本さんが好んだ一節「Art is long,life is short.」(芸術は長く、人生は短し)に触れ、「この言葉の通りに教授が届けてくれた作品を大事に聞き続けて、多くの方に届けていきたいと思います」と追悼。稲垣が大好きだという「Parolibre」を紹介し、恩人をしのんだ。

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2023年4月4日のニュース