第41回向田邦子賞に三谷幸喜氏 大河ドラマで同賞受賞は初

[ 2023年4月4日 16:01 ]

第41回向田邦子賞を受賞し、喜びを語る三谷幸喜
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 優秀な脚本家をたたえる「第41回(2022年度)向田邦子賞」の選考会が4日に開かれ、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を手がけた脚本家・三谷幸喜氏(61)が受賞した。大河作品で同賞を受賞するのは、今回が初めて。都内で開かれた会見で、三谷氏は「この仕事を始めた時、占いの姓名判断で“大器晩成”と言われましたが、このことでした。総じて嬉しいです」と喜びを語った。

 主演は俳優の小栗旬(40)。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのかを描いた物語。三谷氏は「よく時代劇の舞台となる江戸時代より昔の話で、神話に近い部分もある。呪いであるとか、そういったことを説得力を持って書けることが楽しかった」と振り返った。

 会見には審査員として、女優吉高由里子(34)が主演する来年2024年のNHK大河ドラマ「光る君へ」の脚本を務める大石静氏(71)も登場。大河ドラマの“先輩”として「大石氏にアドバイスを」と報道陣から無茶ぶりを受けた三谷氏。現在10話を書き終えたという大石氏に対し、「もうちょっとピッチをあげようか…なんてウソです!アドバイスなんてないですよ!」と話して笑いを誘った。

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2023年4月4日のニュース