香川照之 現場が凍り付いた、あの人気俳優のアドリブに衝撃「勉強になった」「ハートが強い」

[ 2021年9月29日 17:30 ]

香川照之
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 俳優、香川照之(55)が28日放送のTBS「バナナサンド2時間SP」(後7・00)にゲスト出演し、オダギリジョー(45)の演技に衝撃を受けたと振り返った。

 共演者に、作品の中で「アドリブが結構多い」と指摘された香川は、「求められているからやりますよ」と応じた。やりすぎちゃったアドリブは?の質問には「僕がやったんじゃないけど、勉強になったのは」と話し、オダギリと共演した映画の撮影エピソードを持ち出した。

 2006年公開の「ゆれる」(監督西川美和)。香川は「オダギリジョー君と僕が兄弟なんですよ。僕が冤罪なんだけど刑務所に入れられるんです」と役どころを説明した。続けて「アクリル板が刑務所にあるじゃないですか。(面会に来た)オダギリくんは向こう、シャバにいるわけですよ。お互い鉄のパイプイスに座って。オダギリくんは立って、イスをガンッって蹴って出ていくっていうのが最初にあって」と、撮影状況を回顧。

 事前にスタッフから「朝一番の撮影で、これ(アクリル板が)1枚しかないんで気を付けてくださいね。もし割れちゃったら撮影できないんで」と、告げられていたそう。しかし「最初の段取り(リハーサル)」が始まると、「オダギリくんがいきなり『ふざけんなよ!』って言って。イスを蹴るのかと思ったら持って、いきなり投げたんですよ、アクリル板に。ドカーンっていって。そのまま(オダギリが)ブチ切れて出てって」と明かした。

 注意事項を“無視”したオダギリ迫真の芝居。幸い、アクリル板は傷がついた程度で撮影は続行されたが「現場はシーン」と、凍り付いたという。香川は「それが朝の8時半くらいで、(そのシーンは)1日かかるシーンなんですよ」とポツリ。もしアクリル板が割れていたら、その後の撮影に支障をきたしていたとし、オダギリのアドリブに驚いたことを明かした。

 オダギリのアドリブは香川にとって刺激になったいい、「そこで僕が勉強したのは、一番最初のテストのみんなまだ緩い時に衝撃的なことをするのが芝居のだいご味だなって思って」と話した。このトークに、バナナマン・設楽統(48)は「ちょっと現場的には、用意している人は…」とコメント。香川は「でも、そこを突っ込んで行くのは。オダギリ君、ハートが強い」と称えていた。

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2021年9月29日のニュース