菅首相 最後の“カンペなし”スピーチに絶賛の声「めっちゃ力強かった」 しかしテレ東はCMで…

[ 2021年9月29日 20:06 ]

 菅義偉首相(72)が29日、この日投開票された自民党の総裁選で披露したスピーチがSNS上で話題になっている。

 菅首相は岸田文雄前政調会長(64)が次期総裁に決まったことを受け、壇上でスピーチ。メモに目を落とすこともなく、覇気のある口調で「私たち衆院議員の任期は差し迫っています。岸田新総裁の下に一致結束して、この戦いを勝ち抜かなければなりません!皆様方の協力をお願いして、私のあいさつとさせていただきます」と訴えると、会場内から大きな拍手が巻き起こった。

 任期中は新型コロナウイルス感染防止対策と闘い続けた菅首相。メモを見ながらの静かな語り口は、会見のたびに「メッセージ性が伝わらない」「元気がない」などとたびたび指摘されていた。ところがこの日は、新総裁の誕生を見届けて重圧から解放されたのか、これまでにみられなかったような強い言葉使いだった。

 ツイッター上では「記憶にある中で過去イチ力強い言葉だったなー」、「総裁選のあとの菅さんのスピーチ、めっちゃ力強かったなぁ」、「菅総理のスピーチが元気良かったのが驚いたw」といった称賛の声も。「カンペを読まず、そこにいる皆の目を見て、腹の底から気持ちと情熱の篭った声を張り上げて、胸に届く挨拶だった。今まで一度も国民の前で示せなかったものを、今日は全部出せてた。想像を絶する重荷だったのでしょう」と、労をねぎらう声も挙がった。

 また、「コロナ会見の時もこんな感じで訴えればよかったけど」、「新総裁決定直後の菅さんのスピーチの生気たるや。なぜいままでそれができなかったのか」と、遅すぎる変化を残念がるコメントもあった。

 一方、テレビ東京の総裁選特番「池上彰の選挙ライブ」では、菅首相のスピーチに日本維新の会・片山虎之助共同代表のコメントをかぶせた上、CMに突入。視聴者のSNSでは「菅さんのスピーチ中、CMにするテレビ東京」、「流石、テレビ東京 菅義偉の最後のスピーチをCMで飛ばした」といったツッコミもあった。

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2021年9月29日のニュース