東京最多4166人 舛添要一氏はワクチン遅れ指摘「菅首相や小池都知事は現状を把握しているのか」

[ 2021年8月4日 18:30 ]

舛添要一氏

 前東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏(72)が4日、自身の公式ツイッターで、新型コロナウイルスの新たな感染者が東京都で4166人と過去最多を更新したことについてつづった。

 感染者数が発表されると、「本日の東京都のコロナ感染者4166人で過去最多。64歳以下の世代へのワクチン接種が順調に進んでいない」と分析。ワクチンの供給不足から接種停止に追い込まれる自治体もあり、舛添氏は「とくに東京のような大都会で遅れている。電話やネットですぐに予約できる状況ではない」とも指摘した。さらに「だから国民の不満が高まる。菅首相や小池都知事は、この現状を把握しているのだろうか。現場が第一である」と疑問を呈した。

 別のツイートでは、東京以外の各地の感染者数も報告した。「今日のコロナ感染者、沖縄で602人、福岡で752人と、いずれも過去最多。首都圏だけではなく、全国に蔓延している。デルタ株の市中感染が拡大しているようだ。収束の展望がない」。各地で医療がひっ迫する中、政府は軽症、中等症の一部の人を原則自宅療養にするという方針転換を発表しており、舛添氏は「この状況で、入院基準を厳格化するという対応だけでよいのか。国民の不安と不満は高まるばかりである」と、悲観的な言葉を並べた。

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2021年8月4日のニュース