豊島叡王 藤井2冠に逆転勝ちでタイ、カウンターが奏功 叡王戦第2局

[ 2021年8月4日 05:30 ]

藤井2冠(左手前)に逆転勝ちした豊島叡王(日本将棋連盟提供)
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 将棋の第6期叡王戦5番勝負は3日、山梨県甲府市の常磐ホテルで第2局を行い、先手の豊島将之叡王(31)=竜王との2冠=が挑戦者・藤井聡太2冠(19)=王位・棋聖=を161手で破り、1勝1敗のタイとした。

 中終盤は明らかな劣勢に追い込まれていた豊島だが「他にやりようがなく、無理攻めと思っていた」と試みたカウンターが徐々に奏功。最後は「自王が詰まない」と判断し、藤井の14連続王手をかわしきった。一方、藤井は中盤以降優位に立っていただけに悔しい敗戦。「反撃に対してうまく対応できなかった」と首をかしげた。

 第3局は9日に愛知県名古屋市の「か茂免」で指される。

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2021年8月4日のニュース