「おかえりモネ」“本名”神野マリアンナ莉子 ミドルネームに込めた“野心”今田美桜が好演

[ 2021年8月4日 08:15 ]

連続テレビ小説「おかえりモネ」第58話。ミドルネームの“理由”を明かす莉子(今田美桜・左)(C)NHK
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 女優の清原果耶(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は4日、第58話が放送された。

 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算104作目。清原とタッグを組んだNHK「透明なゆりかご」やテレビ東京「きのう何食べた?」などで知られる安達奈緒子氏が手掛けるオリジナル作品。朝ドラ脚本初挑戦となった。タイトルにある「モネ」は主人公・永浦百音(ももね)の愛称。1995年に宮城県気仙沼市に生まれ、森の町・登米(とめ)で青春を送るヒロイン・百音が気象予報士の資格を取得し、上京。積み重ねた経験や身につけた技術を生かし、故郷の役に立ちたいと奮闘する姿を描く。

 第58話は、莉子(今田美桜)の一言をきっかけに、百音(清原)は「人の役に立ちたい」という自分の目標を見つめ直す。同じ頃、未知(蒔田彩珠)も研究が思うように進まず悩んでいた。ある日、車いすマラソンの選手・鮫島(菅原小春)がウェザーエキスパーツに現れる。気象情報を競技に生かすため、朝岡(西島秀俊)を頼ってやってきたのだった…という展開。

 汐見湯。台風情報が気仙沼の船を救い、百音は龍己(藤竜也)から感謝の電話をもらう。しかし、莉子は「何かさ、永浦さんって、ちょっと重いよね。てか、人の役に立ちたいとかって、結局、自分のためなんじゃん」と指摘。「ごめんね。別に永浦さんを否定しているとかじゃないよ。ただ、私は自分が人に認められたいとか、有名になりたいとか、そういう欲求の方がシンプルだし、ウソがないって気がするだけ。そんな深く考えないで。ごめんね」と率直に語った。

 気まずい空気に、明日美(恒松祐里)が「神野さんは、なんで予報士になろうと思ったんですか?」と話題を変える。莉子は「それ、聞く?困っちゃうんだよね、動機が不純だから。報道キャスターになりたかったの、小さい頃から。いずれ何かでチャンスをつかみたい。ミドルネーム付けているのも、それで。顔と名前、覚えてもらいたいから。目立って覚えやすいでしょ。本名だよ」と“神野マリアンナ莉子”に込めた“野心”を明かした。

 神野マリアンナ莉子は脚本の安達氏がネーミング。制作統括の吉永証チーフプロデューサーは「安達さんもインパクトの強い名前を考えられて。最初に台本を読んだ時、我々も『こんな名前で来るんだ』と驚きました」と明かした。

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2021年8月4日のニュース