松本圭世アナ 同級生の「消しゴム少年」水谷に送ってもらった「金画像」お守りに「私も頑張る」

[ 2021年8月3日 05:30 ]

卓球・水谷隼の友人の松本圭世アナ。水谷から金メダルの画像を送信されて笑顔
Photo By スポニチ

 東京五輪卓球男子団体で3日、準々決勝のスウェーデン戦に臨む水谷隼(32)に、小中学校の同級生で今も友人のフリーアナ松本圭世(31)がエールを送った。混合ペアに続く金メダルを期待しつつ「五輪を楽しんで最高に格好いい姿を見せてくれー!!」と激励した。

 松本が今も忘れぬ水谷との思い出は、中学1年で起きた「消しゴム事件」だ。それは校内で一、二を争うこわもて教師の授業で起きた。緊迫感漂う教室で、隣に座る水谷に突然「この消しゴム嗅いでみて」と話し掛けられた。絶対にそそうの許されぬ場で出た、想定外の行動。当時は、そのマイペースさに戦慄(せんりつ)したが、今は「肝っ玉が太いというか、動じない彼の性格が出ていたのかもしれない」と思っている。

 幼い頃から卓球で有名だった水谷だが「私は卓球より駆けっこの速い男子が好きでした(笑い)」と松本。楽しい少年だったが、特別目立つ存在と感じてはいなかったようだ。

 水谷は中学の途中で県外の私立に転校。一度は交流が途切れたが、松本がテレビ愛知などを経てフリーになった2014年頃から再び連絡を取り合うようになった。「その頃は卓球に詳しくなくて“卓球で食べてるの?大変だね”などと言ってたら、リオ五輪で銅メダルを獲って驚いた」と苦笑いする。

 「今も卓球の話はほとんどしない」という。ただ、水谷が目の不調に苦しみ、東京五輪の開催も危ぶまれた事態には気をもんだ。「みじゅん(水谷)の卓球人生の晴れ舞台。感染拡大の懸念から声にはできなかったけど、彼のためだけに五輪を開いてほしいとすら思った」。それだけに混合ペアでの優勝は大感激。初めて「カッコ良かった」とメッセージを送信。水谷からは感謝のメッセージとともに金メダルの画像が送られてきたという。

 現在は麻雀「Mリーグ」公式リポーターなどを務める松本。水谷の金メダル画像を印刷してお守りとし、1日には国内最大級の麻雀大会「麻雀最強戦」の著名人異能決戦に挑み、敗れた。「彼はもう歴史的人物。一緒に消しゴムの匂いを嗅げたのを誇りに私も頑張らなくては」と親友の活躍を励みとし、さらに輝く姿を期待している。

続きを表示

この記事のフォト

2021年8月3日のニュース