和田洋人さん遺作「ヤンキー水戸黄門」第10話 10日発売「イブニング」掲載「漫画に生涯を捧げた」

[ 2021年8月3日 14:25 ]

 青年漫画誌「イブニング」(講談社)編集部は3日、7月18日に亡くなった漫画家・和田洋人さん(享年46)の生前最後の原稿「ヤンキー水戸黄門」第10話を今月10日発売の「イブニング」17号に掲載すると公式ツイッターで発表した。「漫画に生涯を捧げた先生の最後の原稿です。ご遺族とも協議を重ねました結果、和田先生の絶筆を掲載することにいたします」。同作を連載中だった和田さんは脳出血などの病気のため急逝。「編集部一同、いまだ大きな悲しみの中におります」とした。

 「読者の皆さまにお知らせ」とし「故和田洋人先生の『ヤンキー水戸黄門』ですが、8月10日発売の『イブニング』17号に第10話を掲載させていただくこととなりました。実は、和田洋人先生は逝去の前に『ヤンキー水戸黄門』第十話の原稿を仕上げてくださっていました。漫画に生涯を捧げた先生の最後の原稿です。ご遺族とも協議を重ねました結果、和田先生の絶筆を掲載することにいたします」と報告。

 「心より哀悼の意を捧げるとともに、謹んでご冥福をお祈りいたします。これまでご愛読、応援いただいた読者・関係者の皆様に深く感謝申し上げます」と謝意を表した。

 和田さんの訃報は7月26日に発表。「編集部一同、驚きと悲しみにくれております。(『ヤンキー水戸黄門』の)単行本第1巻発売直前でのご逝去で、これからのご活躍が期待されておりましただけに無念の極みです」と明かした。

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2021年8月3日のニュース