豊島叡王は巻き返しへ気合 藤井2冠は王手へ平常心 3日叡王戦第2局

[ 2021年8月3日 05:30 ]

対局場検分で盤駒をチェックする豊島将之叡王(右)と藤井聡太2冠(日本将棋連盟提供)
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 豊島将之叡王(31)=竜王との2冠=に藤井聡太2冠(19)=王位・棋聖=が挑む将棋の第6期叡王戦5番勝負第2局は3日、山梨県甲府市の常磐ホテルで行われる。

 2日夕に現地入りした両対局者は午後5時から対局場を検分。7月25日の開幕戦(東京)を落とした豊島は「序盤でやや失敗し、中終盤は具体的な手順の組み合わせが発見できなかった。今回はそういったところを修正していきたい」と巻き返しを期した。勝てば自身初の3冠に王手となる藤井は「挑戦者という立場なので、あまり(番勝負の)スコアは気にせず臨みたい」と普段通りの姿勢を強調。熱戦が続く五輪については「対局がかなり忙しく、あまり観戦していないんです」と苦笑いだった。

 対局は豊島の先手で午前9時に開始。持ち時間は各4時間で終局は午後6時前後の見込みだ。

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2021年8月3日のニュース