小倉智昭氏、局アナ時代の秘話語る 山城新伍さん司会の番組が「辞めるきっかけ」だった

[ 2021年6月2日 17:02 ]

小倉智昭キャスター
Photo By スポニチ

 キャスターの小倉智昭氏(74)が2日、TBSラジオ「伊集院光とらじおと」(月~木曜前8・30)にゲスト出演し、局アナ時代を振り返った。

 小倉氏は1970年に東京12チャンネル(現・テレビ東京)に入社し、76年にフリーに転身した。当時のテレ東は「米屋」といわれていたとし、「視聴率が0.1%以下になると(数字が表示されずに)米印になるんですよ」と説明。「ローカル局だったし、そこで一生懸命仕事やっていても、誰も小倉なんて名前を覚えてくれなかった、という状況」と話した。

 同局を「辞めるきっかけ」が、俳優・山城新伍さん(2009年死去、享年70)が司会を務めていたバラエティー番組「独占!男の時間」だったという。同番組の競馬コーナーを担当していた小倉氏は、「初めは予想をやらされていたけど、ある時、有馬記念の実況ビデオを(出身地の)秋田弁でやったらやたらウケて。『小倉面白い、色んな実況させよう』ってなって」と回想した。

 その後、お色気要素の強い番組だったこともあり、求められる内容が過激になっていったと説明。「そのうちに、裸の女性を膝に置いて実況したりとか…」と漏らした。MCの伊集院光(53)が「山城新伍さんっぽいな」とコメントすると、小倉氏は「そう。手押し車のレースを、(自分が)スタジオの床に寝て、上を通り過ぎていくのを実況したり、させられてたわけ」と苦笑した。

 番組を懸命に盛り上げていた小倉氏だが、当時のアナウンス部長に呼び出されたそう。「小倉君、アナウンサーにあるまじき行為だ!」と叱責されたことを明かし、「俺は、好きでやってんじゃねぇよ!って言ったのよ。やらされているんですからって言って」。この出来事で「あ、この局にはいないほうがいいなって思った。若くして飛び出しちゃったですね」と、赤裸々に語った。

 伊集院はこのトークに「そうですか。今、聞いている番組(独占!男の時間)を見たいと思いましたけど」とコメントした。小倉氏は笑いながら、「あのね、(笑福亭)鶴瓶が素っ裸になっちゃって問題になっちゃったり、物議をかもしましたよ。担当プロデューサーはよく警察行っていましたよ」と懐かしそうに話していた。

続きを表示

2021年6月2日のニュース