川口春奈が初の朝ドラ出演 来年春「ちむどんどん」、大河に続き2年連続で国民的ドラマ抜てき

[ 2021年6月2日 05:30 ]

NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」に出演する川口春奈
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 女優の川口春奈(26)が、2022年度前期のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」に出演する。1日に同局が発表した。自身初となる朝ドラで、主演の黒島結菜(24)の姉役。「朝ドラは幅広い世代から愛される作品だと思いますので、とても光栄で楽しみです」と喜んでいる。

 来年に本土復帰50年を迎える沖縄を舞台に、料理人を目指すヒロイン(黒島)と、その個性豊かな4兄妹(きょうだい)を描く物語。長女役の川口は、努力家の優等生で、やがて子供の頃からの夢だった教員になるという役。「きっとしっかり者で責任感の強いお姉ちゃんなのかなと思います」と役柄を受け止めている。

 川口は昨年放送の大河ドラマ「麒麟がくる」に織田信長の妻・帰蝶役で出演しており、2年連続で国民的ドラマに抜てき。「麒麟…」では、本来出演予定だった沢尻エリカ(35)が薬物事件を起こし放送前に降板。その代役を務め上げ、役者として一回り成長した。

 同作の出演を経た川口の評価は高い。民放関係者は「若々しい演技に加え、重厚感のある芝居もできるようになった」と指摘。別の関係者も「多くの大御所俳優と共演する大河とあり、精神的にもタフになった」とした。

 今回の起用にあたり、制作統括の小林大児氏も「『麒麟がくる』での芝居がとても印象に残っていた」と説明。「(演じる役柄は)真面目なだけではなくて、不器用さやユーモアもあり、時にぶつかることもある。未成熟で硬い部分も演じられる女優だと思う」と、才能を認めている。

 クランクインは今秋を予定。川口は「沖縄という素晴らしい場所で、家族や兄妹の愛や絆をあったかく深く描いて皆さまにお届けすることができたらと、今からとてもドキドキしています」と撮影を心待ちにしている。

 ≪上白石萌歌は姉・萌音と朝ドラリレー≫沖縄出身の仲間由紀恵(41)が、ヒロインの母親役を務める。14年前期「花子とアン」以来8年ぶりの朝ドラで「個性豊かな子供たちの成長を支えながら、沖縄の美しい海、緑、空気を皆さまにお届けできるよう頑張ります」と意気込んでいる。4兄妹の三女には朝ドラ初出演の上白石萌歌(21)を抜てき。実姉の上白石萌音(23)は21年後期「カムカムエヴリバディ」でヒロインを務めるため、姉妹の朝ドラリレーが実現。萌歌は「長年の夢であり目標でした」と感謝した。長男役は竜星涼(28)が、父親役は大森南朋(49)が演じる。

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