「おかえりモネ」月9“女装男子”高田彪我が朝ドラ初出演「僕自身も宇宙人(笑)」マイペース悠人と共通点

[ 2021年6月1日 08:15 ]

連続テレビ小説「おかえりモネ」で百音(清原果耶)の同級生・早坂悠人役を演じる高田彪我(C)NHK
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 女優の清原果耶(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は今週第3週(5月31日~6月4日)から「気仙沼編」に突入。俳優の高田彪我(ひょうが=19)が主人公・百音(清原)の同級生の1人を演じている。

 朝ドラ通算104作目。清原とタッグを組んだNHK「透明なゆりかご」やテレビ東京「きのう何食べた?」などで知られる安達奈緒子氏が手掛けるオリジナル作品。朝ドラ脚本初挑戦となった。タイトルにある「モネ」は主人公・永浦百音(ももね)の愛称。1995年に宮城県気仙沼市に生まれ、森の町・登米(とめ)で青春を送るヒロイン・百音が気象予報士の資格を取得し、上京。積み重ねた経験や身につけた技術を生かし、故郷の役に立ちたいと奮闘する姿を描く。

 高田は2015年10月期のフジテレビ“月9”「5→9~私に恋したお坊さん~」でドラマデビュー。“女装男子”を演じ、話題を呼んだ。若手俳優ユニット「EBiDAN(恵比寿学園男子部)」、フォークデュオ「さくらしめじ」のメンバーとしても活躍している。

 今回演じるのは、百音の同級生・早坂悠人役。おっとりした性格だが、真面目なしっかり者。同級生チームの中でも一歩引いているような立ち位置だが、みんなから頼りにされている。公務員の家庭に育ち、自身も地域のために働くことが目標。鉄道撮影が趣味の「撮り鉄」。

 今回が朝ドラ初出演。「まさか、自分が小さい頃から見ていた朝ドラに出演できると思わなかったので、電話でマネジャーさんから連絡をもらった時は、思わず『え、ウソでしょ!?』と言ってしまいました。もともと朝ドラは家族で見ていたので、憧れでした。朝ドラって朝の顔ですから、出演できるのはとてもうれしいなと思いました」と喜び。

 役柄については「故郷に対する愛が強いという印象で、何て素敵な役なんだろうって思いました。震災を経験して、つらい思い出を抱えながらも、乗り越えようとしていて、より故郷への愛が深い悠人くんを演じられることを誇らしく感じます。悠人くんの性格は幼なじみの中でもマイペースというか、他の人と時間の流れが違うような、そんな役柄ですね。僕自身も周りの人から宇宙人と呼ばれることがあるんですけど(笑)。そのくらいマイペースというか、視点が違うと言われるので、そこは悠人くんと似ているところかなぁと思います。他の同級生メンバーと時間の流れが違うというところもあってか、みんなをちょっと遠くから見ているような役どころです。同級生それぞれの個性を知っているからこそのセリフがいっぱいあると思いますね」と共通点を明かした。

 2日に放送された第13話には、中学時代の吹奏楽部の演奏シーンも。「練習しました!撮影の1~2カ月前からみんなで合わせて練習して、本当に吹奏楽部にいるような感覚でした。自主練もしましたね。今まで管楽器は全くやったことがなかったので、吹き方も一から教えていただきました。ただ、救いだったのは楽譜がちょっとだけ読めるんですよ。あとはちょっとだけ音感があって、聴いた音を覚えるのが得意だったりするので、そういうところは普段、音楽活動をやっていて良かったなと思いました」と手応え。

 「初めは先生と1対1でレッスンしていたんですけど、そこから1カ月くらい個人で練習しました。初めて合わせた時は、合奏する楽しさというのをすごく感じましたね。ゆず祭りのシーンはお客さんがいたんですけど、いつも(フォークデュオ)『さくらしめじ』で演奏している時のように、お客さんがいると燃えるというか『うわー楽しい!』ってなりました(笑)」と振り返った。

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2021年6月2日のニュース