高橋メアリージュン 極貧生活救ってくれた山田優に感謝「本当に優しい“姉御”な人」

[ 2021年3月20日 15:41 ]

高橋メアリージュン
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 女優・高橋メアリージュン(33)が、20日放送の関西テレビ「おかべろ」(土曜後2・28)に妹の高橋ユウ(30)と出演し、極貧時代のエピソードを明かした。

 滋賀県出身で父は実業家。幼少期は何不自由なく過ごしたが、自身が中学1年の時に父の事業が失敗して数千万の借金を負い、生活水準が一気に低下した。大理石の風呂が付いた5LDKの豪邸から、同じ町内の小さな家へ転居。みるみる下がっていく生活ぶりを「マトリョーシカみたい」と、ロシアの民芸品にたとえた。食事も一気にわびしいものになり、「クリスマスはケンタッキーとかチキンやケーキとかがあったりして、いつも豪勢やったんですけど、インスタントラーメンに玉子が乗ったというのがクリスマスの食事に変わって」と明かした。

 そんな中、メアリージュンは「私が守っていかなあかんねやな。はよ働こう。どうやったら早く働けるかな?あ、芸能界や」と、芸能界入りを決断。受けたオーディションを協賛していたファッション誌「CanCam」の専属モデルになった。東京と滋賀を行ったり来たりの生活で、滋賀では借金返済のためバイトを続けていたという。

 モデルの給料は7万円で、そのうち6万円を家に入れていた。小遣いの1万円で好物のあんぱんを買うのが楽しみで、「3等分にして、朝昼晩に分けて、平べったくしたりして、大きくして食べてました」と涙ぐましい努力も明かした。

 おしゃれしたい盛りで、多感な時期。華やかなモデル業界では、極貧生活は「言えなかった」という。服も買えず、「いつも同じ服やったんで。デニム、ロンT(シャツ)、キャップ、スニーカーみたいな」。ところがある日、モデル仲間に貧乏がバレてしまう出来事があったという。

 沖縄ロケで空港に集合すると、メアリージュンの手荷物に一同が騒然。「私が『おはようございます』って着いたら、私がビニール袋のみ持って来たと。『メアリー、何それ?』みたいになって」。バッグも買えなかったため、下着などをコンビニの袋に入れて登場し、驚かせたという。

 そんなメアリージュンに、助け船を出してくれたのが、先輩の女優・山田優(36)だったという。「当時、私の先輩が山田優ちゃんだったんです。優ちゃんは本当に優しい“姉御”な人なので、服をたくさんくれたんです。しかも、姉妹にくれたんです。それは本当に助かりました」と恩人に感謝していた。

 父の借金は「2年前くらいに完済した」という。「2年前、31歳だったから16年くらい?」。さらりと言ってのけるメアリージュンに、「ナインティナイン」岡村隆史(50)は「すごいね!頑張ったらそういうふうにできるもんなんやな」と感心しきりだった。

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2021年3月20日のニュース