福山雅治、6年8カ月ぶりアルバム12・8発売!30周年イヤー、コロナ禍での思い込め

[ 2020年10月13日 05:31 ]

6年8カ月ぶりのアルバムを発売することが決まった福山雅治
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 デビュー30周年イヤー中の歌手福山雅治(51)が、6年8カ月ぶりとなるオリジナルアルバム(タイトル未定)を12月8日に発売することが決まった。コロナ禍で30周年の活動が次々に頓挫。ライブができない今、自身が抱えている不安な思いや前向きな気持ちを楽曲に込めた。

 オリジナルアルバムは14年4月発売の「HUMAN」以来。「甲子園」「聖域」などの発表済みの曲に新曲を加えた16曲を収録する。取材に応じた福山は「何を言っても言い訳になる」と話したが、年月が空いたのはライブツアーや俳優業などで満足に制作期間が取れなかったためだ。それがコロナ禍で活動が中断し、皮肉にも新曲制作の時間が取れた。大人数での作業を避けるため、かねて準備を進めていたプライベートスタジオの環境を整え、少人数で制作を進めてきた。

 「皆さんと同じように僕も命の在り方を考えたし、真正面からの不安な気持ちや先が見えないことが曲に反映されたと思う。こんな時だからこそ、違う世界に連れて行けるようなラブソングも生まれた」。収録する新曲「幸せのサラダ」は、「命とはなんぞや」と考えたことで詞が自然と出てきたという。

 30周年イヤーはまさに「空白」となった。デビュー日の3月21日のキックオフライブが中止。9月の故郷・長崎での野外ライブ、11月スタートの30周年ツアーも延期となった。

 だからこそ「この不安や困難を原動力に変えていくしかない」と力を込める。「クリエーティブを止めてはならないし、コロナ禍だからできる新たな表現も開拓したい。“この1年があったから、これができた”と思えるようにしたい」。来年仕切り直す記念イヤーに向けて再始動する。

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2020年10月13日のニュース