「米朝まつり」千秋楽 円楽がゲスト出演、長男・米団治は父の秘話明かす

[ 2020年8月30日 20:24 ]

父の故・桂米朝さんをしのぶ「米朝まつり」で「親子茶屋」を披露する桂米団治                               
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 落語家の三遊亭円楽(70)が30日、大阪・サンケイホールブリーゼで行われた故・桂米朝さんをしのぶ「米朝まつり」の千秋楽にゲスト出演、米朝さんの創作落語「一文笛」を江戸風に仕立て上げ披露した。

 同作は米朝さんが1959年(昭34)ごろ、8年がかりで作り上げた人情噺(ばなし)。円楽はまくらで「米朝さんに習いたかったが、その時はすでに車いすに乗っておられて稽古は無理だ、と。それで、(桂)ざこば兄さんが“バババっと教えたるわ”って…。稽古があんなに怖かったのは初めてです」と明かし笑わせた。

 さらに米朝さんの長男・桂米団治(61)は「親子茶屋」を披露。堅物の父が実はお茶屋遊びにはまっていた、というストーリーで「うちの人間国宝(米朝さん)も何してたか分かりませんで。ある日、母親がビールをラッパ飲みしてて。びっくりして見たら“アンタも今に分かる~!”ってすごい形相でした」とはさみ爆笑を誘った。

 一門初の女性落語家・桂すずめ(69)で、女優の三林京子はこの日、落語は披露しなかったが舞台に登場し「お暑い中、命懸けで来てくださってありがとうございます」とあいさつ。「今日の朝、めずらしい白い朝顔が咲いていまして。きっと米朝師匠が見ていてくれてるな、と。だから今日来てくれた方には、あの世からコロナを寄せ付けないようにしてくれてると思います。熱中症までは知りませんが…」と笑いを交えファンに感謝した。

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2020年8月30日のニュース