「エール」再放送 仲里依紗が副音声 語り・津田健次郎の口調マネも「楽しい時間 盛りだくさん」

[ 2020年8月30日 18:00 ]

連続テレビ小説「エール」再放送10週目の解説放送(副音声)を務める梶取恵役の仲里依紗(C)NHK
Photo By 提供写真

 新型コロナウイルスの影響のため一時休止となり、再放送がオンエアされているNHK連続テレビ小説「エール」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は30日から再放送10週目に入り、女優の仲里依紗(30)が解説放送(副音声)を務める。

 俳優の窪田正孝(32)が主演を務める朝ドラ通算102作目。男性主演は2014年後期「マッサン」の玉山鉄二(40)以来、約6年ぶりとなる。モデルは全国高等学校野球選手権大会の歌「栄冠は君に輝く」などで知られ、昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而(こせき・ゆうじ)氏(1909~1989)と、妻で歌手としても活躍した金子(きんこ)氏。昭和という激動の時代を舞台に、人々の心に寄り添う曲の数々を生み出した作曲家・古山裕一(窪田)と妻・音(二階堂ふみ)の夫婦愛を描く。

 解説放送は、視覚障がい者のための放送サービスとして番組音声からだけでは伝わらない情報を副音声で補完。朝ドラの解説放送(副音声)は1990年前期「凜々と」から開始。「エール」は声優の山崎健太郎が担当している。

 6月29日、初回(3月30日)からの再放送がスタート。“2周目”の「エール」は“特別版”として、キャストが解説放送(副音声)を行う朝ドラ異例の試みを実施。出演者がキャラクターとして行い、ドラマの状況説明に加え、役の視点もプラスされる。

 トップバッター・山崎育三郎(34)の佐藤久志、松井玲奈(29)の関内吟、森山直太朗(44)の藤堂先生、古川雄大(33)の御手洗清太郎、中村蒼(29)の村野鉄男、野間口徹(46)の梶取保、菊池桃子(52)の古山まさ、森七菜(18)の関内梅、堀内敬子(49)の菊池昌子に続き、再放送10週目(第55~60話)は仲演じる喫茶バンブーの梶取恵が担当。

 仲は「キャラクターで副音声に挑戦したのは初めてでしたが、とても楽しい時間でした。特別編の『父、帰る』では語りの津田健次郎さんの口調をまねてみたり、保さん(野間口)と恵の出会い『古本屋の恋』では自分が演じる恵にツッコんだり(笑)、『環のパリの物語』ではフランス語のボイスオーバー(外国語の原音を残したまま、日本語訳をかぶせる手法)の声色を変えて演じてみたりなど、盛りだくさんでした。恵らしく仕上がっていると思いますので、ぜひ楽しんでいただけるとうれしいです」とアピールしている。

 4月1日から休止していた収録は6月16日、2カ月半ぶりに再開。6月29日から休止している放送は9月14日、2カ月半ぶりに再開される。

続きを表示

2020年8月30日のニュース