「半沢直樹」女将・智美は元銀行員&中野渡頭取の部下!“情報通”井川遥が終盤のキーパーソンに

[ 2020年8月30日 22:35 ]

日曜劇場「半沢直樹」第7話。小料理屋の女将・智美(井川遥)の過去が明らかに(右は花役の上戸彩)(C)TBS
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 俳優の堺雅人(46)が主演を務めるTBS日曜劇場「半沢直樹」(日曜後9・00)は30日、第7話が放送され、女優の井川遥(44)演じる小料理屋の女将・智美が元銀行員で、中野渡頭取(北大路欣也)の元部下だったことが明らかになった。終盤の大きなカギを握りそうだ。

 智美は、今作の原作「ロスジェネの逆襲」「銀翼のイカロス」に登場しないドラマオリジナルのキャラクター。第4話(8月9日)終盤、半沢(堺)や渡真利(及川光博)がニューヨーク支店から異動してきた紀本常務(段田安則)の話をしていると、智美のやや不安そうに見える1ショットが抜かれるなど、以降は“意味深”が続いた。3月の新キャスト発表時、井川は「(智美は)情報通とのことなので、どのように関わっていくのか、私自身とても楽しみにしています」とコメント。いよいよ“本領発揮”となりそうだ。

 2013年7月期に放送された前作は、ベストセラー作家・池井戸潤氏(57)の小説「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」が原作。東京中央銀行のバンカー・半沢(堺)が行内の数々の不正を暴く逆転劇を痛快に描き、視聴者の心をわしづかみにした。最終回の平均視聴率は平成民放ドラマ1位となる42・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をマークし、社会現象に。決め台詞の「倍返し」は新語・流行語大賞の年間大賞に選ばれた。

 7年ぶりの続編となる今作も同じく池井戸氏の小説「ロスジェネの逆襲」「銀翼のイカロス」が原作。半沢は大和田常務(香川照之)の不正を暴き“倍返し”したものの、子会社・東京セントラル証券へ出向。IT業界の雄・スパイラルの買収をめぐり、親会社・東京中央銀行との全面戦争に突入した。半沢は大手IT企業・電脳雑伎集団の粉飾を突き止め、銀行の証券営業部長・伊佐山(市川猿之助)らに“倍返し”。銀行本店に返り咲いた。それも束の間、今度は破綻寸前の巨大航空会社・帝国航空の経営再建を任され、国家権力という巨大な敵と闘うことになる。

 第7話は、半沢(堺)たちが推し進める帝国航空の再建案の要となる「スカイホープ航空の新路線の認可」が突如、取り消される。白井国交相(江口のりこ)の卑怯な差し金は明らかだったが、それにしてはタイミングが良すぎる。政府に行内の情報を流している裏切り者は紀本常務(段田)なのか、それとも宿敵・大和田(香川)なのか…。そして、500億円の債権放棄への回答期限となる「タスクフォース合同報告会」が刻々と迫る中、半沢は最後の望みを懸け、開発投資銀行の“鉄の女”谷川(西田尚美)の元を訪れる…という展開だった。

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2020年8月30日のニュース