“鬼教官”キムタクが帰ってくる 来年1月フジ「教場2」自身初の単発ドラマシリーズ化

[ 2020年8月30日 05:00 ]

来年の新春に放送される「教場2」(仮)で“最恐の教官”風間公親を演じる木村拓哉
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 今年1月に放送され話題を集めた俳優の木村拓哉(47)主演のフジテレビ特別ドラマ「教場」が、来年1月に帰ってくる。タイトルは「教場2」(仮)。2021年の新春に2夜連続で放送されることが決まった。木村にとって単発ドラマのシリーズ化は自身初。「出演者、スタッフが力を合わせ、全てに対して本気でやるしかない」と並々ならぬ気合をのぞかせている。

 過酷な警察学校を舞台に、木村演じる冷徹な教官・風間公親が、さまざまな思惑を持つ生徒たちの秘密やトラブルを暴きながら指導していく物語。前作は今年1月4、5日の2夜連続で放送され、それぞれ平均世帯視聴率が15・3、15・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と同時間帯トップをマークした。

 これまではヒーローを演じることが多かった木村が自身のキャリアで初めて冷酷な役柄に徹した。白髪姿で右目に義眼をはめるなどビジュアルも強烈で「俳優木村拓哉の新たな一面を引き出した作品」(放送関係者)と評価が高かった。放送終了直後から、視聴者から「続編が早く見たい」との声が公式サイトなどに多数寄せられていた。

 続編となる今回は“最恐の教官”のさらにパワーアップした姿が期待できそうだ。生徒役の俳優たちは9月のクランクインに先立ち、現在は所作訓練などを実施中。木村自身も自ら時間を割いて訓練現場に足を運び、現場に緊張感をもたらしているという。

 木村は「警察官の方々から“あ、キムタクだ!”じゃなくて、“あ、風間教官だ!”というような目で見ていただけて、現職の方々にそういうふうに捉えていただけたことがうれしかったです」と前作の手応えを語る。そして迎える続編。「少しでも面白いエンターテインメントをこれから作るにあたって、いろんなさじ加減が必要になると思いますので、そのさじ加減を見ながらバランスよく作っていきたい」と意気込んでいる。

 ▼教場 作家長岡弘樹氏のミステリー小説が原作。2013年の「週刊文春ミステリーベスト10」で1位、14年の「このミステリーがすごい!」で2位を獲得した作品。警察小説の新境地としてベストセラーとなりシリーズ化。書籍と電子版の累計で80万部を突破した。

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2020年8月30日のニュース