高橋尚子さん「募金ラン」を完走 「チームQ」と合わせ470万円を募金へ

[ 2020年8月23日 20:50 ]

「募金ラン」に挑戦した高橋尚子さん。見事に走り切った(C)日本テレビ
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 シドニー五輪マラソン女子金メダリストの高橋尚子さん(48)が発起人となり、日本テレビ「24時間テレビ」(22、23日)内で行われた企画「募金ラン」が23日夜、終了。走った距離に応じて募金する試みで、高橋さんは116キロを走り切った。

 今年はコロナ禍で、名物企画のチャリティーマラソンを行わず、形式を変えたラン企画を実施した。1周5キロのコースを走り、周回ごとに10万円を募金。安全面を考慮した私有地で行われ、22日の午後7時過ぎに高橋さんがスタートした。

 高橋さんは本番に臨む前の練習で右ふくらはぎを肉離れ。企画挑戦中も左ふくらはぎをつるなど、満身創痍だったが、当初の予定100キロを上回る距離を激走した。番組終了が近づいた23日午後8時40分前には自ら声をかけて結成された「チームQ」のメンバー5人も高橋さんとともに走り、サポート。Qチャンススマイルも飛び出した。

 1周ごとに募金額が増えるルール。115キロを過ぎても走り続け、番組終了直前まで116キロを走った。最後はコース上で「チームQ」メンバーと歩みを止めフィニッシュした。「走ったら仲間の人たちの頑張りが私を本当に元気をくれました。いいチームで本当にみんなに感謝です。ありがとう」と充実の表情。

 「チームQ最高です、みんなが予想以上の距離を走ってくれてそれに私も元気をいただきました」と感謝した。「走ることで恩返しがしたい」と語っていた高橋さん。230万円をポケットマネーから募金する。

 「チームQ」メンバー5人も、高橋さんのランと並行する形で企画に参加。女優、土屋太鳳(25)が30キロ、元レスリング世界女王の吉田沙保里さん(37)が25キロ、バドミントンのバルセロナ五輪代表の陣内貴美子さん(56)が10キロ、12年ロンドン五輪柔道女子57キロ級金メダリストで今年2月に現役引退した松本薫さん(32)が15キロを走行。

 04年アテネ五輪女子マラソン金メダリスト・野口みずきさん(42)も参戦し、40キロを走り切った。5人で120キロを走り「チームQ」の募金額は240万円に。高橋さんの230万円と合わせ、総額470万円が募金されることになった。

 番組によると、例年とは異なり深夜帯はランを中断。走った距離に応じて自ら募金するチャリティーは「海外では一般的」という。

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