「エール」堀内敬子が副音声「藤堂先生が出てくると、つい、うれしくて」シリアスな場面は苦労も

[ 2020年8月23日 18:00 ]

連続テレビ小説「エール」再放送9週目の解説放送(副音声)を務める菊池昌子役の堀内敬子(C)NHK
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 新型コロナウイルスの影響のため一時休止となり、再放送がオンエアされているNHK連続テレビ小説「エール」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は24日から再放送9週目に入り、女優の堀内敬子(49)が解説放送(副音声)を務める。

 俳優の窪田正孝(32)が主演を務める朝ドラ通算102作目。男性主演は2014年後期「マッサン」の玉山鉄二(40)以来、約6年ぶりとなる。モデルは全国高等学校野球選手権大会の歌「栄冠は君に輝く」などで知られ、昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而(こせき・ゆうじ)氏(1909~1989)と、妻で歌手としても活躍した金子(きんこ)氏。昭和という激動の時代を舞台に、人々の心に寄り添う曲の数々を生み出した作曲家・古山裕一(窪田)と妻・音(二階堂ふみ)の夫婦愛を描く。

 解説放送は、視覚障がい者のための放送サービスとして番組音声からだけでは伝わらない情報を副音声で補完。朝ドラの解説放送(副音声)は1990年前期「凜々と」から開始。「エール」は声優の山崎健太郎が担当している。

 6月29日、初回(3月30日)からの再放送がスタート。“2周目”の「エール」は“特別版”として、キャストが解説放送(副音声)を行う朝ドラ異例の試みを実施。出演者がキャラクターとして行い、ドラマの状況説明に加え、役の視点もプラスされる。

 トップバッター・山崎育三郎(34)の佐藤久志、松井玲奈(29)の関内吟、森山直太朗(44)の藤堂先生、古川雄大(33)の御手洗清太郎、中村蒼(29)の村野鉄男、野間口徹(46)の梶取保、菊池桃子(52)の古山まさ、森七菜(18)の関内梅に続き、再放送9週目(第49~54話)は堀内演じる裕一の銀行時代の先輩・菊池昌子が担当。

 堀内は「菊池昌子はパワフルな女性なので、シリアスなシーンの副音声は、そのキャラクターが邪魔しないようにするのに苦労しました。(昌子が結婚した)藤堂先生(森山直太朗)が出てくると、つい、うれしくて、思いがあふれ過ぎたりしてしまい、演出の方と相談して、少し調整しました。まだまだ日々、不安な日が続くことも多いと思います。再放送が、より楽しく、より深く、皆様に楽しんでいただけたら幸いです」とコメントした。

 4月1日から休止していた収録は6月16日、2カ月半ぶりに再開。6月29日から休止している放送は9月14日、2カ月半ぶりに再開される。

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2020年8月23日のニュース