過去6人先勝もタイトル奪取は1人だけ…初挑戦年少者“高い壁”

[ 2020年6月9日 05:30 ]

第91期棋聖戦5番勝負第1局   〇藤井聡太七段  ●渡辺明棋聖 ( 2020年6月8日    東京・将棋会館 )

<第91期棋聖戦5番勝負 第1局>渡辺明棋聖との第1局を終え会見に臨む藤井聡太七段(撮影・小海途 良幹)
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 タイトル戦初挑戦年少10位までの棋士のうち、開幕局に勝利したのは藤井が7人目。ただし過去の6人で奪取につなげたのは83年名人戦の谷川だけで最年少記録保持者だった89年後期棋聖戦の屋敷を含む残る5人は逆転負けとタイトル戦の洗礼を浴びた。

 開幕局に敗れたのは渡辺を含む3人で、逆転で奪取したのは89年竜王戦の羽生のみ。なお屋敷は半年後に再び棋聖戦(当時年2度開催)挑戦者となり、中原を破り18歳6カ月の史上最年少で獲得を果たした。

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