新国立劇場 18日開幕オペラ上演中止「安心してリハーサルをすることが難しい」

[ 2020年3月2日 15:37 ]

 新国立劇場は2日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、同劇場で18日に開幕するオペラ「コジ・ファン・トゥッテ」の公演を中止すると発表した。

 海外からの招へいアーティストを含め、18日の初日に向けて3月上旬からリハーサルを予定していたが、現時点での状況を鑑み、安心してリハーサルをすることが難しいと判断したという。

 「現時点で、中止を発表することによって内外に意図せざるメッセージが伝わり兼ねないという危惧がある一方で、16日以降の公演実施について確約できる見通しは持てない中で決定を遅らせることによって、結果的にアーティストやお客様の期待を裏切る可能性があること等を総合的に勘案して」公演の中止を決定したと説明している。

 チケットの払い戻し手続き等は、同劇場の公式ウェブサイドで案内する。

 なお、27日に開幕予定の「DANCE to the Future 2020」以降の主催公演についても、引き続き、政府関係機関の指示、情報を踏まえ、できる限り、迅速に知らせるとしている。

続きを表示

2020年3月2日のニュース