野田秀樹氏、劇場の閉鎖は「“演劇の死”」公式サイトに意見書掲載

[ 2020年3月2日 05:30 ]

野田秀樹氏
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 政府のイベント自粛要請を受け、劇作家で演出家の野田秀樹氏(64)は1日「一演劇人として劇場公演の継続を望む」とする意見書を発表し、劇場の閉鎖は「“演劇の死”を意味しかねません」と訴えた。意見書は公式サイトに掲載した。

 「感染症の専門家と協議して考えられる対策を十全に施し、観客の理解を得ることを前提とした上で、予定される公演は実施されるべき」とした上で「劇場閉鎖の悪(あ)しき前例をつくってはなりません」と主張した。

 上演を目指す演劇人について「“身勝手な芸術家たち”という風評が出回ることを危惧します。公演収入で生計をたてる多くの舞台関係者にも思いをいたしてください」と呼び掛けた。野田氏は東京芸術劇場の芸術監督を務める。

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2020年3月2日のニュース