1月スタート大河撮り直し間に合わない 沢尻容疑者 初回から登場「最悪中の最悪」

[ 2019年11月17日 05:30 ]

大河ドラマ「麒麟がくる」出演者発表会見での沢尻エリカ容疑者

 沢尻エリカ容疑者(33)が麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたことで、来年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」(1月5日スタート、毎週日曜後8・00)の現場も大混乱に陥った。初回放送から登場する重要な役どころだけに撮り直しや編集が事実上不可能な状態。16日に幹部が緊急で集まって対応を協議したが、先行きが見えない状況で関係者は「最悪中の最悪」と頭を抱えている。

沢尻容疑者の突然の逮捕劇にNHKに激震が走った。斎藤道三の娘・帰蝶で、後に織田信長の正室となる濃姫役。6月4日のクランクイン時から撮影に参加しており、出演シーンも多い。初回放送まで2カ月を切った段階で大枠の編集作業も完了しており、関係者は「ほぼ出ずっぱりなので、これから再編集するにしても時間がない。前半部分の十数話の撮影は終わっている。セットも別のものに造り直しているため、スケジュールの調整がつかない。最悪中の最悪です」と声を落とした。

 当然、出演者やスタッフを再招集することも難しく、編集も不可能となれば、放送時期の見直しや放送中止に追い込まれる事態も考えられる。この日の緊急協議でも明確な対応策は見いだせなかったようで、今後も善後策を話し合っていくことになる。

 大河初出演の沢尻容疑者は、今年3月の発表会見で「たくさんの失敗も挫折もして、ここまでやってくることができました。自分の持っている全てをささげたい。沢尻エリカの集大成を見せたい」と目を潤ませながら意欲を見せていたが、自ら犯した罪で最悪の結果を招いた。

 大河では、今年の「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」で、ピエール瀧(52)が3月に麻薬取締法違反の罪で逮捕(懲役1年6月、執行猶予3年の判決)され、三宅弘城(51)を代役に立てて撮り直したばかり。スタッフの一人は「別の女優を立てて撮り直すにしても時間がない。沢尻容疑者の件は損害賠償どころの話ではない。先が見通せないのは初めてだ」と吐き捨てた。

 また、沢尻容疑者がヒロインの一人で出演した映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」が現在も東京・渋谷のシネクイントなど全国十数館で上映中。配給の松竹とアスミック・エースも急きょ、対応を協議したが現段階で結論は出ないまま。薬物事件の余波はますます広がりそうだ。

 「麒麟…」をPRするNHK広報の公式ホームページからは、沢尻容疑者ら出演者の告知ページが削除された。有料動画サービス「NHKオンデマンド」も沢尻容疑者が2年間MCを務めていたBSプレミアムのドキュメンタリー「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」10作品の新規販売を停止。同局は「麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたことを受けての措置」と説明した。

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