【今夜11月17日のいだてん】第43話 五りん、東京五輪の広告塔も…アジア大会直前に大問題

[ 2019年11月17日 08:00 ]

大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」第43話。アジア大会開幕直前に大問題が発生、どう対応するか悩む田畑政治(阿部サダヲ)(C)NHK
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 歌舞伎俳優の中村勘九郎(38)と俳優の阿部サダヲ(49)がダブル主演を務めるNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(日曜後8・00)は17日、第43話「ヘルプ!」が放送される。

 東京五輪開催まで2年。国民のオリンピック熱は盛り上がりに欠けていた。テレビ寄席の「オリンピック噺」に目を付けた田畑(阿部)は五りん(神木隆之介)を呼び、広告塔に任命する。組織委員会の準備も本格化。アジア各都市を回る聖火リレーの最終ランナーの候補に金栗四三(勘九郎)が浮上する。田畑はジャカルタで開催されるアジア大会を席巻し、五輪開催に向けて勢いをつけようと目論むが、開幕直前に大問題が発生する。

 大河ドラマ58作目。2013年前期の連続テレビ小説「あまちゃん」で社会現象を巻き起こした脚本家の宮藤官九郎氏(49)が大河脚本に初挑戦し、オリジナル作品を手掛ける。20年の東京五輪を控え、テーマは「“東京”と“オリンピック”」。日本が五輪に初参加した1912年のストックホルム大会から64年の東京五輪まで、日本の激動の半世紀を描く。“近現代大河”は86年「いのち」以来33年ぶり。

 勘九郎は「日本のマラソンの父」と称され、ストックホルム大会に日本人として五輪に初参加した金栗四三(かなくり・しそう)、阿部は水泳の前畑秀子らを見いだした名伯楽で64年の東京大会招致の立役者となった新聞記者・田畑政治(まさじ)を演じる。主演リレーは00年「葵 徳川三代」以来19年ぶりとなる。

 「昭和の大名人」と呼ばれる落語家・古今亭志ん生(1890~1973)が物語をナビゲート。志ん生役にビートたけし(72)、若き日の志ん生・美濃部孝蔵役に俳優の森山未來(35)を起用。志ん生の視点が加わることにより、ドラマは重層的になる。

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