どうなるジャニーズ事務所 ジュリー副社長&滝沢秀明氏“新体制”で世代交代へ

[ 2019年7月9日 23:47 ]

ジャニーズ事務所の外観
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 「たのきんトリオ」「少年隊」「SMAP」「嵐」などを発掘、育成し、男性アイドルブームをリードしたジャニーズ事務所社長の喜多川擴(きたがわ・ひろむ、本名ジョン・ヒロム・キタガワ)さんが9日午後4時47分、解離性脳動脈瘤(りゅう)破裂によるくも膜下出血のため東京都内の病院で死去した。87歳。米カリフォルニア州ロサンゼルス出身。6月18日から入院していた。

 ジャニー氏の訃報を受けて、ジャニーズ事務所は今後どうなるのか。新社長には、姉の藤島メリー泰子副社長(92)ではなく、その長女でジャニーさんの姪にあたる藤島ジュリー景子副社長(52 )が就任する見通しで世代交代を加速させる。

 ジュリー副社長は、グループ企業で初のレコードレーベル「ジャニーズ・エンタテイメント」の初代社長として1997年にKinKi KidsをCDデビューさせた人物。その後、嵐のプライベートレーベル「ジェイ・ストーム」や、劇場「東京・新・グローブ座」など関連各社の社長を歴任している。東京都出身で、父は小説「孤獨の人」などで知られた作家の藤島泰輔氏(故人)。

 もともと、ジャニーズ事務所は稀代のプロデューサーぶりを発揮したジャニーさんと、カリスマ的マネージメントで経営を支えたメリー副社長の姉弟が中心となってアイドル帝国を築いた。90年代からはジュリー副社長も積極的に制作や運営面などに参画。TOKIOやV6、嵐などの活動に関わってきた。制作面は叔父のジャニーさんを、運営面は母親を間近に見て学び、事務所の新体制づくりを時間をかけて進めてきた。

 さらに、昨年末には所属アイドルとして人気も実力もあった滝沢秀明氏(37)が芸能活動から引退し、裏方に転身。年明けから、新関連会社「ジャニーズアイランド」の社長として、ジャニーズJr.のプロデュースや新人発掘に従事。同社会長でもあるジャニーさんの後継者として、ジャニーズ事務所の世代交代に尽力している。

 生前のジャニーさんは、「最も多くのチャート1位を獲得した歌手をプロデュースした人物」としてギネス・ワールド・レコーズに認定されるなど、世界的にも記録破りの制作能力を見せつけた。一般家庭から連日送られてくる膨大な量の履歴書類などに目を通し、10歳前後の少年の写真を一目見ただけで将来的に有望かどうかを見分けられると言われてきた。こうした少年たちをジャニーズJr.の一員として、先輩アイドルたちの公演などにバックダンサーとして起用。いきなり各地のアリーナやスタジアム級の大舞台に立たせるなどして経験を積ませながら才能を引き出し、芸能史に残るアイドルを多数手がけてきた。

 その背中を最も近くで熱心に見続けてきたのが滝沢氏。ジャニーズJr.時代の10代から頻繁に行動をともにし、コンサートの演出にも関わりながら、時には助言するなど、タレント活動の一方でジャニーさんの右腕となってきた。

 ジャニーズJr.は現在、「HiHi Jets」「美 少年」「7 MEN 侍」など有望なユニットがCDデビューを目指して切磋琢磨している活況。これまでジャニーさんが手掛けていた分野は滝沢氏が引き継ぎ、采配を振るっていくことになる。

 ジャニーさんの入院中には、「ステージをつくるのはこれまでもやってきたが、メンバーと向き合うことはずっとジャニーさんがやっていた。それは新しくやるようになった」と立場も変化。経営やタレントのマネジメントを担うジュリー副社長とは密に連携を取っており、「お互いに気になったことは常に連絡を取っている。ほぼ毎日会って話をしています」と双頭体制を固めつつある。

 一方、注目されるのが、近藤真彦(54)を筆頭とする「CDデビュー組」の所属タレントの扱いについて。2016年にはSMAP解散などをめぐり、事務所の運営問題が表明化している。ベテランや中堅のアイドルたちが一枚岩に結束できるのか、ジュリー藤島、滝沢の両氏の求心力が試される。

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