「KANA―BOON」メンバー 飯田の音信不通に「心の整理がついていない」「無事を祈るばかり」

[ 2019年6月14日 13:19 ]

ロックバンド「KANA―BOON」の小泉貴裕、古賀隼斗、飯田祐馬、谷口鮪
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 ベーシスト、飯田(めしだ)祐馬(28)が今月5日から音信不通になっていることが明らかになったロックバンド「KANA―BOON」のメンバー3人が14日、バンドの公式サイトにファンに向けたメッセージを寄せた。

 谷口鮪(29)、古賀隼斗(28)、小泉貴裕(28)の名義で寄せられたメッセージでは、ファンに15日のライブが中止になったことを謝罪した上で、「僕達の元へも、めしだの現在の状況は届いておらず、心の整理がついていないのが正直なところです」と報告。飯田とは連絡がつかなくなる前日も「バンドのこれからについての真面目な話や、他愛ないくだらない話をしていました」と明かし、「なにかトラブルに巻き込まれたのではないか、という可能性も頭をよぎってしまいます。メンバーとして、友達として、とても心配です。ただただ無事を祈るばかりです」と苦しい胸の内を明かした。

 同バンドは13日に飯田と「連絡が取れておらず、あらゆる手段を講じてコンタクトを取ろうとしておりますが、現在まで音信不通の状態が続いております」と報告。15日のライブ「KANA―BOONのOSHI―MEEN!!」の中止も発表された。家族は警察に捜索願を提出している。

 飯田は2017年、宗教法人「幸福の科学」に出家した法名・千眼美子こと女優の清水富美加(24)の不倫相手だったことが明るみに出て「私の軽率な行動で、清水さん、関係者の皆さまにご迷惑をお掛けしてしまい、本当に申し訳ございません」と謝罪文を出す騒動になっていた。不倫発覚後は真摯(しんし)に反省し、家族の信頼を取り戻すようにしていた。それだけに関係者は「一体何があったのか」と心配している。

 以下、メッセージ全文。

メンバーより、応援していただいている皆様へ

日頃、僕達を、僕達の音楽を好きでいてくれているみなさんに、多大な心配をかけてしまったこと、とても申し訳なく思っています。

そして15日のイベントを楽しみにしてくれていたみなさん、公演中止となってしまいすみません。

この日に向かっていくみなさんの気持ちと、出演を快諾してくれたゲストのみんなの気持ちを想像すると、この決断はとても心苦しいものでした。

僕達の元へも、めしだの現在の状況は届いておらず、心の整理がついていないのが正直なところです。

公式の連絡とともに、メンバーからのメッセージを伝えたかったのですが、言葉にするのに時間がかかり、一夜明けてとなってしまいました。

めしだがいない中でのリリースとプロモーションもみなさんを不安にさせてしまったと思いますが、4人で完成させたものを届けるため、精一杯やらせてもらいました。

リリースに至るまでの活動の中で、4人で、或いは僕とめしだの2人で行ったものもありますが、バンドの現在や未来を語った言葉達はすべて本物ですし、そこにあるめしだの笑顔は偽りないものだったと思っています。

僕達の付き合いは10年以上になりますので、仲が良いとわざわざ口にするのも面倒なほどの関係です。

連絡がつかなくなる前日も、バンドのこれからについての真面目な話や、他愛ないくだらない話をしていました。

なので、事故に遭ったのではないか、なにかトラブルに巻き込まれたのではないか、という可能性も頭をよぎってしまいます。

メンバーとして、友達として、とても心配です。

ただただ無事を祈るばかりです。

このまま落ち込み続けていても何も変わってはくれないので、僕達は自分達がいままで作ってきた音楽を想いながら、なるべくポジティブなイメージを持って日々を過ごすことにします。

難しいことは重々承知ですが、みなさんもどうか不安や悲しみにとらわれ過ぎずにいてもらえたらと願います。

今回の自主企画は中止という形をとらせてもらいましたが、それ以降、お誘いを頂いて決まっているライブがたくさんあります。

なので、とにかくめしだが無事に戻ってくることを信じながら、KANA-BOONとしての活動を休止せずに続けていきたいと思っています。

どういった形でライブを行うかは、またあらためてご報告させてください。

最後に

ファンのみなさん。

先輩、後輩、同期のバンド仲間達。

スタッフのみなさん、音楽の世界に携わるみなさん。

僕達を支えてくださって、めしだを気にかけてくださって、ありがとうございます。

KANA-BOON 谷口鮪・古賀隼斗・小泉貴裕

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