長谷川博己迫る 光秀の神秘性 自ら演じる武将の墓前で成功の誓い

[ 2019年5月21日 05:30 ]

自らが演じる主人公、明智光秀の菩提寺とされる滋賀県大津市・西教寺を訪れた長谷川博己
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 来年1月放送開始のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主演・長谷川博己(42)が20日、主人公の戦国武将・明智光秀の菩提(ぼだい)寺とされる滋賀県大津市の西教寺を訪れた。墓前では自らが演じることを報告。来月上旬のクランクインを控え、「光秀の神秘性に迫っていけたら」と意気込んだ。

 琵琶湖を見下ろす山あいの緑豊かな場所にある西教寺。光秀の墓前で手を合わせた長谷川は「私でよろしいでしょうか?と報告しました。きっと許してくださるんじゃないか」と語り「(作品を)必ず良いものにしますと念を込めました」と作品へ臨む気合をのぞかせた。

 撮影は6月上旬に都内で始まる。人物像に迫ろうと自身でも調べているが、光秀は謎の多い人物。「調べれば調べるほど訳が分からなくなってきた。正体のない人物なんじゃないかって感じがしている」と打ち明ける。

 私怨(しえん)により「本能寺の変」で織田信長を討ち、歴史上は敵役として描かれることが多い光秀だが、今作ではイメージを覆すような勇猛果敢で理知的な天才というキャラクターとなる。「こういう人物と決めていくより演じていく上で気が付いていくんじゃないか。己を通して、神秘性に迫っていけたら」と自分なりに感じた光秀像を作るつもりだ。

 史料がほとんど残っていない20代の青年期も描かれるため、寺に残された書状には食い入るように見つめた。信長の家臣として光秀が本能寺の一派と戦った際、死んだ自軍の足軽供養を寄進するために記したもので「(筆跡から)繊細な優しさを感じた。芸術性もあった人なんじゃないか」と想像を膨らませた。

 3月末まで出演していた連続テレビ小説「まんぷく」の撮影を近くで行っていた昨夏、実はすでに墓前を訪れていた。五輪イヤーを盛り上げる態勢は整っている。

 ▼麒麟がくる 群雄割拠の戦乱の中、各地の英傑が天下を狙う戦国時代初期。身分が高いとは言えない美濃の明智家に生まれた光秀は、勇猛果敢さと類いまれな知力を同地を牛耳る武将・斎藤道三(本木雅弘)に見いだされ、家臣として重用される。道三が討たれて美濃を追われた後、後半生の主君・織田信長(染谷将太)と出会い、運命が大きく動きだす姿を描く。脚本は91年の大河ドラマ「太平記」を手掛けた池端俊策氏のオリジナル。

 ▼西教寺 400以上の末寺を有する、天台系仏教の一派、天台真盛宗の総本山。聖徳太子の恩師である高句麗の僧侶・慧慈(えじ)と慧聡(えそう)のために建立されたと伝えられている。室町時代、中興の祖である宗祖・真盛上人が入寺してから栄えた。1571年、織田信長の比叡山焼き討ちの際、災禍に見舞われたが、直後に築かれた近くの坂本城城主・明智光秀が復興に尽力した。

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