細田守監督「未来のミライ」アニー賞 アカデミー賞に弾み

[ 2019年2月4日 05:30 ]

映画「未来のミライ」の一場面(C)2018 スタジオ地図)
Photo By 共同

 「アニメ界のアカデミー賞」と呼ばれる第46回アニー賞の発表・授賞式が2日夜、米ロサンゼルスで開かれ、細田守監督(51)の「未来のミライ」が長編インディペンデント作品賞を受賞した。

 4歳男児の成長を描くファンタジー。作品で使われた山下達郎(66)の曲が使われる中、授賞式の舞台に上がった細田監督は「この作品は僕の子供がモデル。小さい子供と過ごすことは何て素晴らしいんだと思って映画にした」と笑顔で話し、家族やスタッフに感謝の言葉を述べた。

 長編インディペンデント作品賞は、米国で公開した映画館が1000館未満の作品が対象。2016年から表彰され、日本人監督作品の受賞は初めて。西見祥示郎監督(54)の「ムタフカズ」も候補だったが、受賞を逃した。

 最も注目される長編作品賞は米国の「スパイダーマン スパイダーバース」(日本公開は3月8日)が受賞。同作は監督賞、脚本賞など、計7部門で受賞を果たした。「未来のミライ」は24日(日本時間25日)に発表されるアカデミー賞でも長編アニメーション賞にノミネートされている。日本作品では03年の「千と千尋の神隠し」以来となる受賞に弾みがつきそうだ。

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