古村比呂 抗がん剤治療を“卒業”「前向きな報告ができてうれしい」 一昨年11月に再々発

[ 2019年2月4日 17:42 ]

「ネクストリボンプロジェクト2019」イベントに登場した古村比呂
Photo By スポニチ

 昨年2月にがんの再々発を公表し、闘病を続けている女優の古村比呂(53)が4日、都内で行われたガンとの共生社会を目指す「ネクストリボンプロジェクト2019」に出席。抗がん剤治療を“卒業する”ことを明かした。

 昨年に続き、イベントに出席した古村はこれまでの経緯を語り、この日の午前中の検診で「一度、抗がん剤をお休みしましょうというありがたい話をいただきました。一応、抗がん剤卒業しようということになりました。前向きな報告ができてうれしいです」と笑顔で報告した。

 状況については「(CT検査で)引っかからないぐらいに(がんが)小さくなっているらしくて、潜んでいる可能性はあるんですけど、完治ではないんですけど、抗がん剤は受けなくて良いというのはとても嬉しくて…」とにっこり。「寛解とは違う。まだ経過観察中。再々発だと、どこかにがんが密かに潜んでいるかもわからないので」としながらも、抗がん剤をやめることで「(抗がん剤の副作用は)吐き気だったり、血圧が高くなったりする。先生もどんどん体調がよくなると思いますとおっしゃってくれました。動けたりとか人混みもどんどんいけると思いますし、抗がん剤の副作用は人それぞれなので…」と前向きに話した。

 古村は12年に子宮頸(けい)がんが見つかり、子宮を全摘出。17年3月に子宮頸がんが再発し、抗がん剤や放射線治療を受けた。同9月にブログで再発を報告した際には「今はとても元気になりました」とつづり、寛解を報告していたが、昨年の同イベントで一昨年11月に肺とリンパ節にがんが再々発したことを告白していた。再々発を告白して1年が経過。この1年を振り返り、古村は「あっという間だったなと思いながら、1日1秒凄く濃い時間だった。何が起こるかわからない、だったら、今、この時を刻んでいきたい。そのつながりで時間が流れているんだ」としみじみ。「がんの向き合い方としても、いま、自分ができることを第一に考えてがんと向き合ってきた。自分のがんがどういう性格なのか、ちゃんと自分で知っていこうと今も思っています」と前を向いた。

 イベントには、ステージ2の乳がんが判明し、左乳房全摘出とリンパ節切除の手術を受けていたことを昨年4月に告白した元SKE48でタレントの矢方美紀(26)、タレントの向井亜紀(54)、歌手で会社員の木山裕策(50)も出席した。

続きを表示

2019年2月4日のニュース