NHK「クロ現」が放送1日減の週3日に…硬派番組“削減”で危惧されることとは

[ 2019年2月4日 09:30 ]

東京・渋谷区神南のNHK
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 NHKが4月から報道番組「クローズアップ現代+(プラス)」(月〜木曜後10・00)の放送を1日減らして週3日とすることが分かった。火〜木曜の放送とし、月曜はドキュメンタリー番組を編成する。一時期は週5日放送され、NHKの看板報道番組とも言われたクロ現。同局関係者からは「視聴世代の若返りを口実に、硬派な番組が削られていく」と嘆きの声が上がる。

 「クロ現」は1993年にスタート。当初の放送は月〜木曜の午後9時半枠で、国谷裕子さんがキャスターを担当。政治から経済、事件、スポーツまで幅広い分野の中から毎日ひとつのテーマを取り上げ取材。深く掘り下げた分析と分かりやすい解説が人気を集めた。

 95年には週5日に拡大(97年まで)。00年に午後7時30分開始になり、10%以上の平均視聴率を誇った。ところが、16年に国谷さんが降板。番組放送時間も現在の枠に移り、視聴率的にも苦戦していた。

 今回の編成の狙いとされるのは、高齢化する視聴世代の若返り。クロ現は60代以上が主な視聴者層なのに対し、新たに編成される番組は劇的な人生にスポットを当てたドキュメンタリーで40〜50代をターゲットに据える。

 「チコちゃんに叱られる!」など、NHKらしくないと言われる番組が幅広い視聴者層に支持されている。ただ、それもNHKらしい番組があるからこその評価でもある。関係者は「クロ現のような番組があるから取材力や分析力が向上するし、ニュースをきちんと解説できるキャスターが育つ。数字にとらわれ過ぎると本当に大切なものを失ってしまう」と危惧している。(記者コラム)

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