乳がん治療中の矢方美紀、前向きに心境語る「髪も伸びてきたので苦痛なことはない」

[ 2019年2月4日 18:12 ]

「ネクストリボンプロジェクト2019」イベントに登場した矢方美紀
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 昨年4月に乳がんのため、左乳房全摘出ととリンパ節切除の手術を受けていたことを告白した元SKE48でタレントの矢方美紀(26)が4日、都内で行われたガンとの共生社会を目指す「ネクストリボンプロジェクト2019」に出席。治療の現状を明かした。

 矢方は17年12月にセルフチェックで左胸にしこりを見つけ、病院で検査。昨年1月にステージ2の乳がんと判明し、同4月に左乳房全摘出ととリンパ節切除の手術を受けた。2017年2月までSKE48に所属していたアイドルが、25歳の若さでがんを患ったことは世の中に衝撃を与えた。

 矢方は「去年4月に手術をしたんですけど、その後の結果でステージ3Aということになって、それから抗がん剤治療をして、今もホルモン治療を行っています」と治療は継続中であるとしながらも「徐々に髪も伸びてきたので、苦痛なことはないです」と笑顔を見せた。「抗がん剤の後って、髪が生えそろうまですごい時間がかかると言われて…。『特に前髪が生えないんだよね!』と言われたんだけど、全体的に生えてきたので、知り合いの美容師さんのところで『ハイトーンにしたいです』と。今は、簡単に説明すると、ダウンタウンの松本人志さんみたいに素敵なハイトーンになっているので、一人で『タウンワーク!』って言ってます」と短髪の金髪がトレードマークになっている「ダウンタウン」の松本人志(55)を引き合いに、ユーモアたっぷりに現状を明かし、笑わせた。

 昨年の病気公表について「自分が病気と分かった時は病を隠して仕事を続けていきたいなという思いがあった。でも、状況によってはいろいろと外見が変わってしまう治療もしないといけないので、言わないと余計に誤解を招いてしまうと思ったので、自分の口から言えば間違いなく伝わるのかなと思って、公表しました」と経緯を説明。「(公表は)間違えたかなって不安もあった」と素直な思いも吐露しつつ、「発信することによって当事者の方から『私が言えない部分をあなたが言ってくれている部分もある』と声がけをいただいたり、近くの商店街でおじいちゃんが『がん友だよ!』と声をかけてくださったり。そういうのも病気がきっかけ。これからも発信していきたい。私は左胸の全摘とリンパ節を取ったので、病名を聞いただけだと、『かわいそうだね!』とよく言われる。でも、特にそういう気持ちは感じたことはない。この体も自分自身なので、それを受け止めていくのが自分の人生なのかなとまっすぐ生きていきます」と力を込めた。

 イベントに女優の古村比呂(53)やタレントの向井亜紀(54)、歌手で会社員の木山裕策(50)らも出席した。

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2019年2月4日のニュース