星野源 大河「いだてん」で滝クリ級スピーチ カンペ見ずに流ちょうな英語で五輪招致導く

[ 2018年12月15日 05:30 ]

NHK大河ドラマ「いだてん」新キャスト発表会見に登場した(左から)阿部サダヲ、松坂桃李、星野源、松重豊、中村勘九郎
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 歌舞伎俳優の中村勘九郎(37)と阿部サダヲ(48)が主演するNHK次期大河ドラマ「いだてん」(来年1月6日スタート)の新たな出演者が14日、東京・渋谷の同局で発表された。歌手で俳優の星野源(37)が1964年の東京五輪の招致スピーチを行ったジャーナリストの平沢和重を演じる。2020年の東京大会招致で活躍した滝川クリステル(41)ばりの名スピーチを披露する。

 新出演者発表会見には勘九郎、阿部の主演2人と星野のほか、日本オリンピック委員会常任委員・岩田幸彰役の松坂桃李(30)、東京都知事・東龍太郎役の松重豊(55)の5人が出席した。

 星野が演じる平沢和重は、1959年に独ミュンヘンで開かれたIOC総会で、64年の東京大会招致に向けた最終スピーチを行った人物。16年の「真田丸」で二代将軍・徳川秀忠を好演して以来2度目の大河出演となる星野は、平沢について「伝説のスピーチをした人物。調べれば調べるほど格好良く、人間的にすてきな人。その魅力の虜(とりこ)になっているので、演じるのが楽しみ」と意欲を見せた。

 五輪招致スピーチといえば、2013年にアルゼンチン・ブエノスアイレスで行われた“滝クリ”の「お・も・て・な・し」スピーチが思い出されるが、平沢のスピーチはその先輩的存在。

 伝説のスピーチシーンは1月6日放送の第1回に登場。「今こそ、五輪を、五輪の紋章に表された第5の大陸、アジアに導く時ではないか」などと、星野はスタッフや共演者が驚くほどの流ちょうな英語でアピール。阿部は「カンニングペーパーを見ないで演じていたので感動した」と絶賛。局関係者は「英語指導の先生のもとで、英語のセリフを完全に覚えて撮影に臨んだ」と語る。星野が歌手になったきっかけは、子供の時に聞いた米国歌手のマイケル・ジャクソンさんの楽曲。洋楽で覚えた英語のリズムと発音が生きた可能性がある。

 NHKがこの日配布した資料では平沢の人物像について「妥協を許さない仕事人間だが、分かりやすい語り口と渋い雰囲気で“お茶の間のマダムキラー”の一面も」と記されている。魅力的な人物を星野がつくり上げていく。

 ≪勘九郎初回はセリフなし「呼吸のスースー、ハーハーだけ」≫○…この日は初回放送分の試写会が同局内で行われた。舞台は1959年から始まり、途中で1909年までさかのぼるが、物語前半の主人公・金栗四三(勘九郎)が登場するのは、最後の短いマラソン場面だけ。勘九郎は試写会後の会見で「セリフがない。(呼吸の)スースー、ハーハーだけ」と笑う一方で「第1回は怒濤(どとう)のように人物が登場する。(作者の)宮藤官九郎さんの“ものすごい一年がこれから始まる”という挑戦状のようだ」と語った。

 ◆平沢和重という男 1909年9月、香川県生まれ。東京帝国大卒業後、外務省入り。駐米日本大使秘書官、ニューヨーク領事などを歴任後、同省を退官。49年から26年間、NHK解説委員を務めた。独ミュンヘンで五輪招致スピーチを行ったきっかけは日本人の五輪出場に尽力した講道館柔道創始者・嘉納治五郎との関係。外交官時代の38年、カナダから日本に向かう船の中で嘉納と偶然出会い、船の中で急死した嘉納の最期をみとっていた。

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