ドラフト特番 難病克服した投手の思いにネット涙 指名漏れも古田氏「チャンスある」

[ 2018年10月25日 20:56 ]

野球評論家の古田敦也氏
Photo By スポニチ

 プロ野球のドラフト会議は25日に東京都内で開催され、同日にTBS「ドラフト緊急生特番!お母さんありがとう」(後7・00)が放送された。番組が追いかけた、国指定の難病を克服したHonda鈴鹿の平尾奎太投手(24)が指名漏れし、ゲストの古田敦也氏(53)が「まだチャンスありますから」と言葉を贈った。

 平尾は大阪桐蔭時代に国指定の難病、IgA腎症と診断された。同大へ入学後は治療に専念し、病魔を克服。完治した3年春からリーグ戦に登板し、通算8勝を挙げ、社会人時代も都市対抗で先発を任されるなど主戦格としてフル回転。侍ジャパン社会人代表として同年のアジア選手権では優勝に貢献した。

 番組で平尾は「絶対に諦めないこと。病気で成長できるのでマイナスとは思わないこと」と同じく病気に苦しむ子どもたちへメッセージ。指名されなかったドラフト会議直後には「きょうで切り替えてまた練習していきたい。プロ野球の世界で活躍することで病気で苦しむ子どもたちに勇気を与えることができると思いますが、それはプロだけではないと思うので、来年また活躍をして勇気を与えていければいいと思います」と語った。

 自身も大学時代に指名漏れを経験した古田は「まだチャンスありますから」とエール。ネット上では「平尾選手、プロで応援したかった」「前向きな姿に涙が止まらない」「今回の結果は残酷だったけど、勇気もらえた」「指名漏れのリスクもあるのに子どもたちに勇気を与えたいとテレビに出たというのはすごい。涙腺崩壊」など感動の声が相次いでいた。

続きを表示

2018年10月25日のニュース