東京ドラマアウォード「おっさんずラブ」3冠 田中圭が主演男優賞、吉田鋼太郎が助演賞

[ 2018年10月25日 16:00 ]

「東京ドラマアウォード2018」授賞式、連続ドラマ部門でグランプリを受賞して登壇した田中圭(左)と吉田鋼太郎
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 NHK・民放各社主催の「東京ドラマアウォード2018」の授賞式が25日、都内で行われ、18年4月期に放送されたテレビ朝日「おっさんずラブ」が、連続ドラマ部門のグランプリを受賞した。

 個人賞でも主演を務めた俳優・田中圭(34)が主演男優賞を獲得。また同作で主人公に思いを寄せる乙女な上司を演じた俳優の吉田鋼太郎(59)が助演男優賞を受賞し、「おっさんずラブ」は合わせて3冠を達成した。

 「おっさんずラブ」は、2016年末に「年の瀬恋愛ドラマ第3夜」として放送された単発作品を「土曜ナイトドラマ」枠で連続ドラマ化された完全オリジナルストーリー。女好きだけど、まったくモテない33歳のおっさん・春田創一(田中)がある日突然、乙女なおっさん上司(吉田)の告白を受け、“未曽有のモテ期”を迎えることに。土曜夜11時台のスタートでありながら、最終回は自己最高視聴率の5・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。SNSなどで話題を呼び、ドラマ終了後には「おっさんずラブ」ロス者が続出した。

 連続ドラマ部門作品賞の優秀賞はNHK「ひよっこ」、日本テレビ「過保護のカホコ」、TBS「アンナチュラル」、フジテレビ「コンフィデンスマンJP」、WOWOW「石つぶて〜外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち」。単発ドラマのグランプリはNHK「眩(くらら)〜北斎の娘〜」、優秀賞はTBS「あにいもうと」、テレビ東京「琥珀」、フジテレビ「黒井戸殺し」。衛星・配信系ドラマ部門の優秀賞は、スカパー「小さな橋で」、Hulu「Miss Sherlock」。ローカルドラマ賞は、NHK福岡「You May Dream」、中京テレビ「マザーズ2017〜野宿の妊婦〜」がそれぞれ選ばれた。

 個人賞は、主演女優賞に「アンナチュラル」石原さとみ(31)、助演女優賞に「陸王」阿川佐和子さん(64)が選ばれた。「アンナチュラル」からは脚本賞に野木亜紀子氏、演出賞に塚原あゆ子氏、特別賞に制作チームが受賞した。

 主題歌賞には、「アンナチュラル」主題歌の「Lemon」米津玄師(27)が選ばれた。

 今年で11回目を迎える同アウォードは、“世界に見せたい日本のドラマ”というコンセプトのもと、海外でも売れる商業性・市場性の高い、世界水準の優秀なドラマを選ぶもの。去年7月から今年6月までに放送されたドラマが対象。昨年はTBS「逃げるは恥だが役に立つ」(16年10月期放送)が連続ドラマ部門グランプリや主演女優賞をはじめ、5冠を達成した。

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