「ブラックペアン」春ドラマ満足度初回1位!イメージ覆す“ダーク二宮”視聴者を圧倒

[ 2018年5月6日 10:00 ]

日曜劇場「ブラックペアン」第3話の1場面(左から内野聖陽、小泉孝太郎)(C)TBS
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 春ドラマで視聴率&満足度ともに好調なのが、嵐の二宮和也(34)が主演を務めるTBS日曜劇場「ブラックペアン」(日曜後9・00)だ。視聴率は初回13・7%で、第2話も12・4%と他のドラマが1桁台を記録する中、順調そのもの。視聴者の“満足度”という点でも申し分ないスタートとなった。(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)

 データニュース社(東京)が行っているテレビ視聴調査「テレビウォッチャー」(対象2400人)によると、満足度は初回3・82(5段階評価、高満足度基準3・7)と4月スタートのGP(ゴールデン・プライム)帯ドラマでトップの高数値で、第2話もそれをさらに上回る3・89と高水準を保っている。

 過去に映画化やドラマ化もされた人気シリーズ「チーム・バチスタ」などで知られる海堂尊氏の小説「新装版ブラックペアン1988」が原作で、「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」などの大ヒット作を手掛けたチームが制作を担当。先の読めない医療サスペンスと濃厚な人間ドラマを融合させた意欲作だが、視聴者の満足度を高めているのは、これまでのイメージを覆すキャラクターを好演している主演・二宮の存在が大きい。

 視聴者の感想を見ると「二宮君のヒール役が意外性があって良い」(40歳・男性)「ニノの冷たい雰囲気がおもしろい」(46歳・女性)「二宮君の無表情の中の表情が不気味でもあり、哀しそうでもあり…興味をそそられました」(61歳・女性)など、これまで好青年のイメージが強かった二宮だが、難しい手術に苦戦する医師に対して「退職金1000万でどうにかしてやる」と詰め寄り、見事手術を成功にさせるなど、悪魔のようななセリフを放ちながら、天才的な腕を持つ医師というダークヒーロー像に、多くの視聴者が引き込まれている様子。「ニノはさすが迫力ありますね」(56歳・男性)「二宮君は迫力があって怖かった」(53歳女性)など、迫力のある演技で視聴者を圧倒している。

 「手術シーンがリアルでドキドキ」(25歳・女性)「見応えある作品。心臓手術シーンは緊迫感もリアル感もあり」(51歳・男性)など、これまで人情ドラマを迫力ある映像で視聴者を魅了させてきた制作チームだが、今回の医療ドラマでも健在で、ダイナミックな手術シーンはこの作品のもう一つの魅力となっている。

 これから中盤へと差し掛かるが、ここでの評価が最終回まで見てもらえるかどうかの分岐点。視聴率もさることながら、満足度の推移にも注目したい。

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2018年5月6日のニュース