成瀬國晴選 タイガース川柳大賞

◆成瀬 國晴(なるせ・くにはる)
1936年大阪市生まれ。イラストレーターとして、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、商業デザインなど幅広い分野で活躍。レポーター、番組司会者、コメンテーターとしての顔も持つ。 日本漫画家協会会員。大阪府知事文化功労者表彰。第24回上方お笑い大賞審査員特別賞受賞。2007年大阪市市民表彰(文化功労者部門)、関西ディレクター大賞・特別賞受賞。
成瀬國晴HP【naasanillust.mond.jp

タイガース川柳(6月月間賞)

[ 2024年7月2日 07:00 ]

タイガース川柳
Photo By スポニチ

<月間賞>

貯金とは あれば使うさ そんなもん
(兵庫県西宮市 やぶちゃん)

<週間賞>
2000回 左右上下 隅の西
(兵庫県西宮市 横山 閲治郎)

<佳作>
マスク越し 勝負見つめて 1000試合
(長崎県長崎市 吉岡 浩幸)

君の名が 打線の凄み 産むのです
(宮城県大崎市 山本 光雄)

植田より 必死さ伝わる 腕回し
(三重県桑名市 中島 康博)

6月は 打たれませんが 打ちません
(大阪府大阪市 トラスキー東村)

【講評】
 選考委員長・成瀬國晴(イラストレーター)

 交流戦は7勝11敗で終わった。

 リーグ戦が再開した21日、大山選手が復帰してマルチ安打を放ち、木浪選手の故障で代わりに入った小幡選手がサヨナラ打して1―0で辛勝した。

 勝ち星は付かなかったが先発した西勇投手は初回をゼロに抑え、プロ野球史上94人目の2000投球回を数えた。

 30日の登板でもそうだが、このところの投球内容は横山閲治郎さんが詠むように梅野捕手がミットを構えたところに決まる。

 かつて針の穴を通すといわれたコントロール王・小山正明投手のように円熟味を感じる。

 18日、その梅野捕手が通算1000試合出場しプロ野球530人目の栄誉に輝いた。吉岡浩幸さんの「マスク越し」には今季交流戦で有終の美を見届けたことも詠まれている。

 佐藤輝選手が7日の西武戦から24日ぶりに1軍に昇格し、岡田監督がいう「起爆剤」になって3連勝に火を付けた。

 山本光雄さんが詠むラインアップにその名があるだけで凄みのある打線になる。

 30日のヤクルト戦で二塁打3本はこの句を実証している。

 この試合、9回2死一塁でこの二塁打が生んだドラマを中島康博さんが藤本三塁コーチの判断の難しさを詠んでいる。

 トラスキー東村さんの穿(うが)ちが効いた句には7月の打線への期待が感じられる。

 1日現在、貯金を全部なくして6月6日と同じになった。

 やぶちゃんさんが詠んだ句が甦(よみがえ)ってきた。

 「明日から開幕」とあの時言った岡田監督の言葉を思い出し月間賞に推した。

 ▼応募方法 〒530―8278 スポーツニッポン新聞社報道部「タイガース川柳」係。メールはyakyuu-o@sponichi.co.jp、ファクスの場合は(電)06(6346)8574まで。〒住所、氏名、年齢を明記のこと。次回は7日必着。掲載は9日。

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