成瀬國晴選 タイガース川柳大賞

◆成瀬 國晴(なるせ・くにはる)
1936年大阪市生まれ。イラストレーターとして、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、商業デザインなど幅広い分野で活躍。レポーター、番組司会者、コメンテーターとしての顔も持つ。 日本漫画家協会会員。大阪府知事文化功労者表彰。第24回上方お笑い大賞審査員特別賞受賞。2007年大阪市市民表彰(文化功労者部門)、関西ディレクター大賞・特別賞受賞。
成瀬國晴HP【naasanillust.mond.jp

タイガース川柳(7月第2、3週 週間賞)

[ 2024年7月23日 07:00 ]

<週間賞>

ひとりだけ 逆の方向き 千試合
(東京都練馬区 なつ)

<佳作>
西勇輝 ずっと勝ってて やっと勝つ
(大阪府泉佐野市 浜田 竜哉)

三塁打 明日は海の日 前祝い
(三重県桑名市 中島 康博)

スタメンに 応えてみせる 心意気
(富山県富山市 石黒 義朗)

うふうふふ こんな日もなきゃ 晴れないわ(京都府京丹後市 金森 恵里)

【講評】
 選考委員長・成瀬國晴(イラストレーター)

 梅雨明けと同時に今季の前半戦が終わった。


 阪神タイガースは43勝42敗5分け、貯金1の4位で後半戦に向け折り返した。

 猛暑の中、選手の頑張りを後押しする力作も250句届いた。

 20日の広島戦で梅野隆太郎捕手が阪神生え抜きでは初めて「捕手1000試合出場」を達成した。

 なつさんの句を週間賞に選び、その努力を共に称えよう。

 その梅野捕手が翌21日の同戦で前日の悔しさを晴らす今季初の猛打賞で先発・西勇投手の4勝を後押しした。

 西勇といえば6月13日のオリックス戦から勝ち星がなく、甲子園では登板7試合目にして今季初勝利だ。

 浜田竜哉さんの句には打線の援護があればもっと勝っていた不運もにじみ出ている。

 14日、中日戦で代走から出た植田海選手が2―1と勝ち越した延長10回2死満塁からプロ初の三塁打、3打点の快挙。

 中島康博さんの見付けがいい。

 10日ヤクルト戦において6番でプロ初スタメンの野口選手が4回に初タイムリー、6回にも打点を挙げ、オール逆転4連勝に貢献し石黒義朗さんに秀句を詠ませた。「心意気」がいいね。

 このところ、打線が低調で1点が取れないうえ、貯金も底をついた。

 そのファンのイライラを21日の前半戦終了の広島戦で満月の応援もあってか先発野手全員適時打&得点の大快挙。

 2年連続貯金でUターンとなると金森恵里さんのちょっとだけ愁眉を開いた句がファンみんなの気持ちと同じだろう。

 「うふうふふ」とオールスターブレークを楽しんでください。

 ▼応募方法 〒530―8278 スポーツニッポン新聞社報道部「タイガース川柳」係。メールはyakyuu-o@sponichi.co.jp、ファクスの場合は(電)06(6346)8574まで。〒住所、氏名、年齢を明記のこと。次回は8月4日必着。掲載は同6日。

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