野村謙二郎氏 広島・床田は走者を背負ってからの投球はさすが 勝負球でも力まず投げ込める

[ 2024年5月29日 05:45 ]

交流戦   広島2-1オリックス ( 2024年5月28日    マツダ )

<広・オ>先発した床田(撮影・奥 調)
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 【野村謙二郎 視点】 広島・床田は全体的に球が高く、決していい状態ではなかった。走者を背負ってからの投球はさすがで、特に7回2死二塁で福田への投球は見事だった。追い込んでから外角を狙ったカットボールと直球が少し中に入って2球連続のファウル。6球目で厳しく内角を突いたツーシームで空振りさせた。勝負球でも力まず、同じようなリズムで投げ込めるのは素晴らしい。8安打のうち7本が左打者。外よりの球に対応されていた中、勝負どころでベース板を広く使った。

 結果的に得点は初回だけ。速く動く球を操るエスピノーザは、ナックルカーブもやっかいだった。末包は初打席で追い込まれて対応。本当によく打った。

 8回にけん制で誘い出された羽月にも触れておきたい。走塁死は試合の流れを変えてしまうことがある。新井監督の起用に応えたい気持ちはよく分かる。その上で代走で一塁にいるだけで相手バッテリーには重圧になっていることも知ってほしい。直球中心の配球になって「羽月が打たせた安打」が生まれるかもしれない。積極性を持ちつつ、視野を広げ、よりレベルの高い選手になってもらいたい。(スポニチ本紙評論家)

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