関西国際大 タイブレーク制して逆転優勝に望みをつなぐ

[ 2023年5月1日 17:09 ]

阪神大学野球2023春季リーグ戦第4節   関西国際大5―2天理大 (延長10回タイブレーク) ( 2022年5月1日    ほっともっと神戸 )

延長10回タイブレークを一人で投げぬいた関西国際大・不後
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 関西国際大が逆転優勝の望みをつないだ。2―2でタイブレークに突入した延長10回表、1死満塁で7番・神内秦(4年=福知山成美)が左中間に2点適時打。さらに、内野ゴロで1点を追加した。

 エース不後祐将(4年=中京学院大中京)は2―1で迎えた9回裏に同点とされたが、一人で延長10回を投げきった。

 4月27日の大阪体育大との3回戦での延長10回タイブレーク完封から中3日。「投げられたのはチームスタッフがコンディションを整えてくれたおかげです。4連勝するしか自力優勝の可能性がなかったので(チームとして)いいスタートが切れました」。131球を投げた4日後に139球の熱投。「疲れはあります」と笑いながらもチームの勝利を喜んだ。

 不後は、4月23日の甲南大との2回戦ではDH出場。高校以来の打席だったが、初回にタイムリー打を放ち5打数1安打1打点と結果を残した。鈴木英之監督が「打撃は社会人でも通用する」と話すほどの打撃センスで二刀流にも挑戦中。バットは、打者に挑戦することになるとは思ってもいなかった大学入学当初、阪神にドラフト5位指名で入団した高校の同級生の藤田健斗と食事をした時に記念でもらったものだった。「バッティングは好きです。とりあえずピッチャーで頑張っていこうとは思っていますが…」。4年ぶりの打撃で目覚めた二刀流だが、不後本人もまんざらではない様子だった。

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