慶大・谷村然が初づくし 初安打の初本塁打に初勝利の初完封 97球で投げきり「初マダックス」も

[ 2023年5月1日 14:09 ]

東京六大学野球春季リーグ   慶大3―0東大 ( 2023年5月1日    神宮 )

<慶大・東大>慶大先発の谷村(撮影・大城 有生希)
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 慶大は3―0で東大に勝利し、今季初の勝ち点を獲得した。

 先発の最速146キロ右腕・谷村然投手(4年)は97球で3安打完封勝利。140キロ前半の直球にスライダー、カーブで緩急をつけて7奪三振。3年春に右肩を痛めたことで今春にリーグ戦デビューした「遅咲き」。初勝利を初完封で飾り「今まで練習してきたことが本番で出せました」とかみしめた。

 初、初、初づくしである。0―0で迎えた3回1死二塁の打席では左越えに先制2ラン。134キロのカットボールを完璧に捉えるリーグ戦初安打の初本塁打に「来たボールにバットを出したら当たってくれた」と本人もビックリだ。7回にも適時二塁打で計3打点。97球で投げきる初の「マダックス」で守り抜いた。

 東大に2連勝し、今季3カード目で初の勝ち点を獲得。堀井哲也監督は「(勝利の)一番の要因は投打に渡る谷村の活躍だったと思います。よく投げてくれました」とねぎらった。(柳内 遼平)

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