青学大・下村リーグ戦初完封。喜びも―「あすは切り替えて全員で頑張りたい」

東都大学野球1部・第3週第1日   青学大1―0中大 （ 2023年5月1日    ZOZOマリン ）

＜青学大・中大＞9回、完封勝利を挙げた青学大・下村（撮影・木村　揚輔）
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　青学大の最速153キロ右腕・下村海翔投手（4年＝九州国際大付）がリーグ初完封で今季3勝目を挙げた。中大・西舘勇陽投手（4年＝花巻東）との「ドラフト候補対決」を1―0で制すると「絶対ゼロに抑えようと、9回は全力を出し切った」と喜んだ。

　入学1年目の20年12月10日、右肘クリーニング手術と軟骨再生手術に踏み切った。当初は半年で投げ込む予定も軟骨再生に時間を要し、1年以上ノースローを余儀なくされた。実戦復帰は22年春。それでも「諦めず絶対、自分ならはい上がれる」との思いから地道なリハビリに耐え抜いた。

　今年が最終学年とあり、目指すは06年春から遠ざかるリーグ制覇だ。チームは4・1開幕戦を落として以降、5連勝と波乗りモード。「きょうの完封から気持ち切り替えて、あす（2日）は全員で勝てるように頑張りたい」と気合を入れ直した。